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2007年07月の日記
| 北朝鮮関連資料1(概要・成立と歴史・最近の動向) |
( 2007.7.31,火 ) |
昨年12月17日に千葉市で行われた講演会で、内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室長の河内隆さんが「北朝鮮当局による日本人拉致問題の解決に向けて」(拉致問題と日本政府の対応を中心として)という資料をもとにお話をされました。その資料の一部をテキストにしてご紹介します。
*'06 12/17 拉致問題に関する講演会に参加しました http://aoinomama13.seesaa.net/article/29907850.html
1.北朝鮮の概要
⇒韓国より耕地は少ないが、鉄、石炭など地下資源は比較的豊か。少雨寒冷
○面積:12万余Ku(朝鮮半島全体の55%、日本の33%)首都は平壌 ○人口:2,270万人程度 ○言語:朝鮮語(韓国と基本的に同一なるも、抑揚や方言、社会主義用語等に特徴) ○名目GNI:208億ドル(2004年) ○一人当たりGNI:914ドル(2004年)
2.成立と歴史
1945年 8月 終戦。北緯38度以北をソ連が占領 1948年 9月 朝鮮民主主義人民共和国建国宣言(金日成首相) 1950年 6月 朝鮮戦争勃発 1953年 7月 休戦協定成立(現在も「休戦中」。「平和条約」は未締結) 1972年12月 金日成、主席に就任 1974年 2月 金正日、「主体偉業の偉大な継承者」 1983年10月 ラングーン事件 1987年11月 大韓航空機爆破事件 ⇒米国、北朝鮮を「テロ支援国家」に指定 (東欧の崩壊/韓国・ソ連国家正常化) 1991年 9月 南北朝鮮、国連に同時加盟 1991年12月 南北基本合意書、南北非核化共同宣言 金正日、朝鮮人民軍最高司令官に就任 1993年 3月 NPT脱退宣言 1994年 7月 金日成主席死去 1994年10月 「合意された枠組み」(NPT残留、核開発凍結、軽水炉提供) 1997年10月 金正日、労働党総書記に就任 1998年 9月 憲法を改正(主席制を廃止)。 金正日、「国家の最高ポスト」国防委員長就任 2000年 6月 金大中大統領との間で南北首脳会談 2002年 9月 第1回日朝首脳会談 2003年 1月 NPT脱退表明 2004年 5月 第2回日朝首脳会談 2006年 7月 7発のミサイルを発射 2006年10月 北朝鮮が核実験
3.最近の動向
*政治 ○金正日国防委員長(党総書記)が全体(軍を含めて)を支配(唯一の指導者。第二人者は存在せず)。社会主義国の崩壊、困難な政治・経済状況の下で、軍を重視し、軍人を優遇する「先軍政治」を掲げる。但し、労働党を通じた統治システムには基本的に変化なし。
○金正日委員長は64歳、2005年に129回の動静報道があった(2004年は96件、2003年は88件)。そのような中で、後継体制作りの始まりとも解し得るような動きも一部にあり。「代を継いで息子が行い、息子ができないなら孫の代に至っても何としてもこの課題を遂行」(2005年1月27日付朝鮮中央放送)という金日成主席の「遺訓」を引用した報道等が見受けられた。
○本年1月、金正日国防委員長が中国南部及び北京を訪問し、経済施設等を視察。これを踏まえ、今後、更なる経済改革を行うのか要注目。
*社会 ○労働党や職場・青年・女性組織などを通じた監視・統制システムに弛みも生じている模様。不正、賄賂が横行。国境地帯を通じた外部の情報流入も。
○韓国に入国した脱北者数は2005年は、1387名(2004年は1894名、2003年は1285名)。
*経済 ○経済は依然として困難な状況。特に電力などのエネルギー不足は深刻。但し、95年から97年の最も困難な時期は一応脱した模様。韓国銀行は、2004年の経済成長率を2.2%と推定。また、FAO・WFPは、昨年の穀物生産を423.5万トン(89.7万トンの不足)と推定。
○2002年7月、経済管理の改善が実施され、闇価格もふまえつつ、公定価格や給料を引き上げ(数10倍)、為替レートの現実化等を実施。生産活動においては、利潤の追求、インセンティブの付与等も実施。
○2003年、公の管理下に総合市場を開設(全国に300ヵ所)、個人や企業が農産品や消費財を売買(中国商品が多い模様)。
○エネルギー・原材料・外貨の不足、生産施設の老朽化等で低成長経済構造から脱することができないのが実情。但し、近年、中国等との間で、鉱山開発等に関する協力を進めている。
*軍事 ○乏しい資源を軍事に重点配分。兵力は100万を越えるとされる(陸軍が中心)。
○兵力の3分の2を軍事境界線から100km以内に配置(ミリタリー・バランス)(米韓両軍の地上兵力は60万人弱)。
○北朝鮮は、遅れている兵器の近代化を補完する等の理由から、大量破壊兵器、ミサイルの開発・配備等を進めている。
*北朝鮮関連資料1(概要・成立と歴史・最近の動向) aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/50258941.html
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| '07 7/29 柏まつり |
( 2007.7.30,月 ) |
*写真はすべてあおいのママの撮影です。 あおいのママとパパは日曜日の午後、地元の柏まつりに行きました。
前日28日は東京の隅田川花火大会。パパの会社は食品関係なのでものすごく忙しく、帰宅したのも29日の午前1時半頃でした。そしてかるくご飯を食べてお風呂に入ったら、な、なんと、水がチョロチョロしか出ないんです!しばらくして完全断水になってしまいました。でも朝になれば水も出るだろうとたかをくくっていたのですが、朝になっても断水のまま。結局午前11時過ぎまで断水でした。(原因はマンションの水道ポンプか何かの劣化だそうです)
お水が出ないのは本当に大変ですね。飲み水は何とかなっても、生活用水がないのには本当に困りました。たった10時間くらいの断水でこんな調子なんですから、新潟の地震で被災された方々はどんなにお困りでしょうね。私たちはカンパしかできないので、これからも多少なりとも続けていこうと思います。
午前中は曇っていましたが、これなら雨は降らないかな?と思っていた矢先、突然ものすごい雷雨となってしまいました。そして今度は停電です。ほんの少しの時間でしたが「今日は何て日なんだろうね・・・」とため息。午後には都内から友人が柏に来てくれることになっていたので、カミナリ様のお怒りの様子に電車が止まるのではと心配してしまいました。(大丈夫でした!)
*ハウディモールを行くお神輿です。 友人と会うのも久しぶりです。3人でお茶の楽しい時間を過ごし、駅前をぶらぶらしながらおまつり見物をしました。空は雨も止んで、お日さまが顔を出し始めました。(よかったぁ〜)みんなでお肉やさんの出店の揚げたてハムかつを買い、隣で小さな子どもがビンのラムネを売る手伝いをしていたので、それも買って飲みました。どちらもおいしかったです〜!!
*サンサン通りのよさこいブレイクです。衣装はすべて手作りということです。
*子どもたちのよさこい。手を怪我した子も一生懸命に踊っていました。
そしてあちらこちら歩き回りました。ハウディモールではちょうどお神輿が出ていました。サンサン通りではよさこいブレイクというイベントをやっていました。(とにかくすごい人・人・人!)
しばらく見ていましたが、パパは途中でスポーツクラブの皆さんと飲み会があるのでバイバイしました。それで私たちは今度はねぶたの会場(西口)に向いました。その途中、そごうの大時計が午後6時になり「イッツ・ア・スモールワールド」の曲に合わせ人形が踊り出しました。小さな子どもたちが喜ぶ瞬間です。(踊り出す子を時々見かけます)友人が「あれっ、日本(の人形)がいないね!」と言うので、よくよく見たらいないんです。あらホント、今まで気がつきませんでした。何でかな〜?12時と6時にいるのかな?
*パレードは華やかな雰囲気。
*サンバは男性に大人気でした。 ねぶたが始まるまで通りに腰掛けて二人でおしゃべり。そのうち、通りではサンバが始まりました。リズムに合わせて踊る女性の前には、カメラを構えた男性がずっとべったりと張り付いて追っかけて行きました。私はあ然と見送りながらも、1枚写真をパチリ。男性の方は喜んでくれるかしら?
毎年西口にねぶたは3基登場します。私たちのいる通りには2基来ました。ハネトも踊りながらやって来ました。子どもたちが鈴がほしくてハネトにおねだりしていて、その姿がとてもかわいらしかったです。鈴もらえてよかったね!うれしそうに走って行きました。
*写真の手前の浴衣を着た女の子は、ハネトに鈴をもらいにひとりで来ていました。 柏まつりには市の人口の2倍以上の70〜80万人くらいの方がいらっしゃるそうです。イベント会場はいくつかありますが、どこに行っても人が多いんです。通りもすごい人なので、裏道を知らないと移動も大変です。友人には、あちこち連れ回して疲れさせてしまって申し訳なかったのですが、おまつりは一人でも多い方が楽しいものですよね。○○さん、たくさんのおみやげ、そしてお付き合い本当にありがとうございました。またお互い色々と頑張っていきましょうね!
*昨年の柏まつりの様子はこちらです。(アルバムあります) ↓ ↓ ↓ *'06 7/30 柏まつり http://aoinomama13.seesaa.net/article/22796006.html
*'07 7/29 柏まつり aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/49826756.html
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| 7/27 テレビ朝日「スーパーモーニング」北朝鮮で大人気!?中国製“パクリ”商品 |
( 2007.7.28,土 ) |
*7/27放送の「スーパーモーニング」の一部を文字化しました。放送は約12分間でした。
潜入取材 北朝鮮で大人気!? 中国製“パクリ”商品
【ナレーター】 中国・延辺朝鮮族自治州。中朝国境地域である。映像はこの辺りに住む朝鮮系中国人の商人によって撮影された。彼らは北朝鮮に出入りできる通行証というものを持っており、比較的自由に北朝鮮に入ることができるのだ。映像は中朝国境の豆満江(トマンコウ)をとらえた。
【朝鮮系中国人・男性】VTR 「(川にいる)あの人たち、まるで漁師みたいだ。全部脱いで・・・」
【朝鮮系中国人・女性】 「こんな真っ黒な水・・・。汚れが移りそう。」
【朝鮮系中国人・男性】 「元々みんな真っ黒だし・・・」
【朝鮮系中国人・女性】 「叫んでみようかなぁ?」
【朝鮮系中国人・男性】 「あれは子どもだな」
【朝鮮系中国人・女性】 「おーい、飴食う?」 【ナレーター】 カメラは続いて中朝国境の税関の様子を映している。トラックに山積みにされた物資。大勢の商人たちが通関手続きを待っている。ニセブランド品もこうして中国から北朝鮮に運ばれるのだろうか?
そしてカメラは不思議なことをしている人物をとらえた。公衆の面前で男がズボンのベルトを外している。
【男性】VTR 「端っこに入れれば大丈夫じゃないか?」 【ナレーター】 この男は秘密のメモを必死で隠そうとしていたのだ。中国に潜伏する脱北者の連絡先などを書いたこうしたメモが見つかれば逮捕・収容所送りは免れない。国境には緊張感が漂っていた。
中国との国境に近い北朝鮮の町・フェリョン。アイスクリームを食べる女性や色とりどりの洋服を着た子どもたちの姿が見える。この映像を北朝鮮に詳しい山梨学院大の宮塚教授に見せると、教授はとあることに気がついた。
【山梨学院大学・宮塚利雄教授】 「あっ、ああー、今、アディダスだった。おしゃれする人が増えてきたってことなのかね。はぁー、なるほど。変わりましたですねぇ、へぇー・・・。」
【ナレーター】 一瞬、画面を横切る人が持っている赤いカバン。そこにはハッキリと有名スポーツブランド“アディダス”のロゴが書かれていた。確かに北朝鮮にブランド物が存在したのだ。
【山梨学院大学・宮塚利雄教授】 「フェリョンは国境の町ですから、色々と密貿易なんかやってですね、給料以外にお金を稼ぐこともできるということなんですね。まさにこれが北朝鮮の勝ち組の象徴でしょうね。」
【ナレーター】 今月上旬('07年7月)、この町の貿易商の家を中国人商人が訪問した。
【中国人商人】VTR 「いらっしゃいますか?」
【北朝鮮で貿易を行う男性】 「どうぞ入って」 【ナレーター】 玄関を入ってすぐのところには、有名ブランドと思しきスニーカーが映っている。リビングでくつろいでいる男性がこの家の主だ。
【中国人商人】VTR 「部屋の中を見せてください」
【北朝鮮で貿易を行う男性】 「いいですよ」 【ナレーター】 男性は中国から生活用品などを北朝鮮に輸入する仕事をしている。経済的にはこの町では中流以上だという。
【中国人商人】VTR 「そのビールはどこのものですか?」
【北朝鮮で貿易を行う男性】 「中国だよ。中国の延吉。」 【ナレーター】 そして部屋の中でついに発見した。脱ぎ捨てられた靴下、そのマークは若干違和感はあるものの、アメリカのスポーツブランド“ナイキ”のマークだ。さらに男性が着ているTシャツにも同じようなマークが・・・。
【中国人商人】VTR 「その“ナイキ”のシャツも中国製?」
【北朝鮮で貿易を行う男性】 「ええ、友だちにお土産でもらいました。」 【ナレーター】 しかし、そのナイキ(NIKE)だと言うTシャツ、よく見ると・・・。胸に書かれたマークの下には“NIRE”の文字が・・・。ナイリ?明らかにナイキのコピー商品だ。我々はこの映像を撮影した中国人商人に電話で話を聞いた。
【撮影した中国人商人】 「お金を持っている人たちは海外ブランドのコピー商品をよく買っていますね。男性だとスポーツウエアやカバンとか、メガネやサングラスですね。」
【記者】 「コピー商品は中国のどんな所で買うのですか?」
【撮影した中国人商人】 「一般的には中古品を売っている市場に行きます。中国の延吉の市場です。」
【ナレーター】 中国の中朝国境近くの町・延吉。我々は北朝鮮の人々が買い付けに来るという市場の映像を入手した。
【記者】VTR 「どういう靴が流行っていますか?今ここでは。」
【延吉の店】 「これです。北朝鮮に持って行くと人気があってよく売れますよ!」 【ナレーター】 売られていたナイキのスニーカーは正規の販売店のおよそ10分の1の値段。しかもよく見てみると皮の裁断は雑で、細かな穴が塞がったまま。そして靴の中に本来あるはずのサイズの表記もない。どうやら偽物のようだ。さらに“THE NORTH FACE”(ノースフェイス)というブランドのTシャツは・・・、“THE NICE FACE”(ナイスフェイス)!
そして我々は「北朝鮮からよく買い付けに来る」という延吉の店で売られていたロレックス製(50元≒800円)だという時計の映像を専門家に見てもらった。
【記者】 「本物だとしたらおいくらくらいの物なんですか?」
【井筒屋質店・鎌戸信治氏】 「150万くらいする時計だと思います。ただ、こういった裏ブタがスケルトンのやつっていうのはないですね。普通ありえないと思いますね。見たことないですね。」
【ナレーター】 さらに、同じ店で売られていた“ルイ・ヴィトン”のマークが入った財布も鑑定してもらったが、これも出来の悪い偽物。どうやらこうした北朝鮮に流れるという偽ブランド物は、非常に低レベルの物のようだ。
何故今、北朝鮮に粗悪な中国製の偽ブランドが出回るのだろうか?我々は中朝貿易に関わる中国在住の日本人男性に話を聞くことができた。
【中朝貿易に関わる中国在住の日本人】 「北朝鮮の方が『安くていい物を買いたい』ということで、バッタと言われる商品ですね、『訳があって安く売られる商品はないか』ということで、問い合わせはずいぶん来てますね・・・」
【ナレーター】 安い商品を求める北朝鮮。そして男性によると、中国政府による偽物販売の取り締まりは強化される一方で、偽物の中国国内での製造は一向に減らないという。
【中朝貿易に関わる中国在住の日本人】 「中国国内で裁ける偽物の量が少なくなってきて、作っている(偽物の)製品は多くなっている。中国人の(偽物を)購入する側も目が肥えてきて、あまり変な物を持っているとみんなに馬鹿にされたりするので買わないですね。」
【ナレーター】 ある意味、目の肥えた中国人に見向きもされない粗悪品が北朝鮮に流れる現実。しかし偽物は一方的に中国から北朝鮮に流れているわけではない。
中朝貿易新たな実態! 北“偽造”タバコは中国へ
【ナレーター】 北朝鮮産偽タバコ。中国瀋陽のとある雑貨店では北朝鮮製の偽タバコが売られていた。「“マイルドセブン”でも買っていってみるか」北朝鮮製偽タバコは今や中国中を席巻しているという。
【中朝貿易に関わる中国在住の日本人】 「あまりにも精巧にできているんで買う側もわかってまして、偽物が(認められて)流通してしまっているという感じですね。」
【ナレーター】 中朝国境、そこでは中国と北朝鮮の偽物による“騙し合い”が始まっているというのか・・・。
潜入取材 北朝鮮で大人気!? 中国製“パクリ”商品
【アナウンサー】(スタジオにて) 「中国・北朝鮮、偽物がこう流通し合っているような状況になっているわけなんですが、VTRでもありました日本の貿易関係者の証言なんですけども、こういった構図が考えられるということですね。
中国の地方で密かに作られる色んな偽物があるわけなんですけれども、様々な偽物を作りますね。で、しかしですよ、こういった物・粗悪な物はもう中国の人もだんだんこの目が肥えてきているということと、それから中国政府も都市部ではだいぶ取り締まりを強化しているというところから、商品がだぶついてくるわけですね。で、余った物・粗悪な物が北朝鮮に流出する。逆にですよ、精巧な物は日本だとかヨーロッパだとかそういった所にも出て行くということで、他人事ではないわけなんですが。
大谷さん、また北朝鮮は北朝鮮で国家的に、まぁタバコやらそれから偽札やらというのがあるわけですよね。」
【ジャーナリスト・大谷昭宏氏】 「そうですね。だから偽物の巣のスパイラルになっちゃっているわけですよね。例えばヨーロッパはすごくタバコが高いじゃないですか。それで禁煙をどんどん広げていこうと。アジアで何故できないかというと、元々安いタバコなんですね。日本で例えば1箱1000円なんかにしたところで安いタバコが入ってきちゃうだろうと。だからなかなか値上げができない。それでもってもう一つ偽物があるわけですよ。
そうするともうなかなか日本の製品をきちんとした値段で、例えばもっと高くして禁煙を進めようとかってことさえもできなくなってしまうと。これやっぱりアジアがキチンとしていかないと、そこら辺のところ難しい問題があると思うんですね。」
【アナウンサー】 「そうですね。食品ばっかりに今目がいっていますけれども。石丸さん、こういった事情もまたあるということですね。」
【弁護士・石丸幸人氏】 「うーん、そうですね。まぁあの粗悪品が北朝鮮に行っているっていうのは、北朝鮮が経済的に困窮しているということの一つの表れだと思うんですけれども。日本でもやっぱりそういう輸入目的とか、転売目的で買えば買う方も犯罪ですから、その食品だけじゃなくて、そのブランド品も立派な犯罪だっていうことをキチンと我々も認識する必要はあると思いますよね。」
【アナウンサー】 「国際的な連携というのがかなり必要になってきますね。」
【同志社大学教授・村田晃嗣氏】 「他方で少し前の報道によるとあれでしょ、北朝鮮が韓国に『もう消費期限の切れた医薬品を大量に送ってほしい』というふうに言って、で、韓国は『消費期限の切れた物は送れない』と断った、という話があるわけですね。だからそういう薬とか食べ物とかいう必需品が根本的に欠けている一方でこういう偽物が流通する、ということで、摩訶不思議な社会が出来上がっているということですね。」
【俳優・原田大二郎氏】 「何しろ『偽物はダメだ』っていうことをもっと強く認識しないとね。」
【ジャーナリスト・大谷昭宏氏】 「ヨーロッパと違ってアジアというのは、アジアの地域自体が“勝ち組”と“負け組”と、必死になって“勝ち組”に入ろうという国が混沌としている中でね、どうしてもこういうことが起きてきてしまう、ということだと思うんですよね。」
【アナウンサー】 「そうですね。また北朝鮮の人が“ナイキ”が“ナイリ”になっていても、どうなのかわからないっていうことも、まだ本物と偽物の意識というものもね・・・」
終わり
*7/27 テレビ朝日「スーパーモーニング」 北朝鮮で大人気!?中国製“パクリ”商品 aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/49723902.html
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| 7/26 安倍総理柏駅前での拉致問題に関する発言 |
( 2007.7.27,金 ) |
*写真はすべてあおいのママの撮影です。 あおいのママは昨日(7/26)の午後に、JR柏駅前のダブルデッキ上で行われた街頭演説に行って来ました。安倍さんは過去'05年'06年にもこの場所にいらっしゃいましたが、その時よりも大変多くの人が集まっていました。詳しいレポートは後ほど書きたいと思っていますのでしばらくお待ちください。先に安倍さんがお話になった拉致問題についての部分だけご紹介致します。
*選対の方?が配布した日の丸があちこちで振られていました。 「私たちは主張する外交を展開をしてきました。北朝鮮の拉致問題、残念ながらまだ解決していません。この問題の解決のためにも国際社会の協力が必要です。私は70回行った首脳会談で必ずこの問題を話し、すべての国々から日本の立場・支持を得ています。北朝鮮はこの拉致問題を解決をしなければ、国際社会から受け入れられることはありません。
横田めぐみさんのお父さんとお母さんが、めぐみさんをお嬢さんをしっかりと両手で抱きしめることができる日がやって来るまで、すべての拉致被害者が日本の土を踏んで、肉親と再会できる日がやって来るまで、私もしらすかさんも連立与党も“鉄の意志”を持って、この問題の解決に取り組んでいくことをお約束申し上げます!!(日の丸旗がゆれる・大拍手)皆さん、どうか私たちに力を与えてください。私たちに勝利を与えてください。」
今回の演説は15分くらいの短いものでしたが、終了後は有権者の皆さんとの握手など、駅前から活発に移動されていました。私は昨年に続き今回も人ごみにもみくちゃにされながらも安倍総理と握手をすることができ、また、「拉致問題よろしくお願いします」と声をかけて、持ってきた少しばかりのブルーリボンもお渡しすることができました。
*終了後、安倍総理はダブルデッキ下などにも活動的に歩きまわりました。(追っかけがすごかったです)
横田めぐみさんを始めとする拉致された被害者の皆さんが一日も早く帰国できますよう、そしてご家族のもとに早く戻られるよう、一刻も早い全面解決を願っております。
*安倍晋三総理来る(街頭応援演説のお知らせ) http://aoinomama13.seesaa.net/article/49258591.html *首相動静(7月26日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070727-00000012-jij-pol
*7/26 安倍総理柏駅前での拉致問題に関する発言 aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/49341119.html
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| 7/23 病院に行く |
( 2007.7.25,水 ) |
あおいのママは23日(月)に船橋の病院に行きました。血液検査その他検査を済ませ診察を待ちますが、この日も内科は大変混雑しており、とても予約時間には診てもらえそうもありませんでした。
私は待合室で設置されたテレビを見ながら名前を呼ばれるのを待ちました。以前はこの時間を利用して本や雑誌を読んでいたのですが、診察前は検査結果が心配なのと、人の出入りも激しいのとで集中できず、とても頭に入らないのでやめました。
それでブルーリボンを作ろうかとも思いましたが、リボン作りはどんなに気をつけても細かい屑が床に落ちて汚してしまいます。以前入院していた時のように、個室で自分でも室内の掃除ができるのならともかく、待合室で作るのは良くないと思い、作らないようにしています。
ここでリボンを作れば、目に見えなくても人が通るたび屑の埃は風に舞います。病院には喘息持ちの方や細かい埃に敏感な方もいらっしゃるでしょうし、小さなお子さんがいる中(走り回る子もいるしね)、針やハサミを持って作業をするのは危ないので、この場ではふさわしくないと私も夫も考えています。
ブルーリボンを胸につけていれば気持ちは十分伝わると思います。欲しい方がいらっしゃった時のために、日頃から出来上がったリボンを持ち歩くようにしていますので、病院では何もせずにテレビを見てひたすら待つことにしています。
だいぶ予約時間が過ぎてから診察室に呼ばれました。検査結果は5月よりもまた少し悪くなってしまいましたが、毎年この時期は良くないので、もうしかたがないと思っています。それに加えどうしても治らないところがあるので、次回に別の検査をすることになりました。本当に早く良くなりたいです・・・。
顔色が悪かったせいか、先生からは「大丈夫だから頑張りましょう」と励まされました。自分の体が良くならなければ不妊治療もできず、年齢を考えると本当に焦りますが、くよくよせずに先生のおっしゃったように頑張ります!まだチャンスはあるんですから!!
診療後、薬局で薬をもらい、仕事を終えた夫と柏で待ち合わせをして気分直しにかこつけて外食をしました。いつものパターンですが、結婚生活もすでに19年目ですから、お互いこういう時どうすればいいのか分かり合えます。パパ、いつもありがとう。また頑張るね!
*帰宅後、ホッとしたのか病院から風邪の菌をもらってきたのかはわかりませんが、微熱が続きまいっています。しばらくはおとなしく寝ていることにします。
*7/23 病院に行く aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/49141900.html
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| 7/4 戦略情報研究所講演会 |
( 2007.7.20,金 ) |
*写真はあおいのパパの撮影です。戦略情報研究所・特定失踪者問題調査会と当日講演された川人博さんより、この写真の掲載許可をいただいております。
7月4日に東京・飯田橋で行われた戦略情報研究所講演会にあおいのパパが参加しました。会場には30人ほどの方が参加され、川人博弁護士の講演部分は(株)NetLiveでインターネット生中継されました。
戦略情報研究所講演会(生中継)
日時:7月4日(水)18:30〜20:30 場所:特定失踪者問題調査会事務所(文京区後楽2-3-8 第6松屋ビル3F) 講師:川人博弁護士 (北朝鮮の拉致と人権問題に取り組む法律家の会幹事・特定失踪者問題調査会常務理事) テーマ:「金正日と日本の知識人」
講師は「諸君!」「週刊朝日」などで姜尚中氏と論戦を行いました。それを踏まえて拉致問題や北朝鮮人権問題に向き合う知識人のあり方についてお話しをいただきます。
[調査会NEWS 522](19.6.19)より ■参考情報ーー川人常務理事新著 荒木和博 法律家の会の幹事で、調査会の常務理事もつとめている川人博弁護士の新著『金正日と日本の知識人』(講談社現代新書・735円)が出版されました。
ご存じの方も多いと思いますが、川人弁護士は「諸君!」の今年4月号で、「姜尚中は金正日のサポーターか」と題し姜尚中・東大教授を厳しく批判しました。その後姜氏が「週刊朝日」に反論を寄稿したため場所を「週刊朝日」に写して両者の間で論争が行われてきました。それらをまとめた上で川人弁護士の拉致問題、北朝鮮問題への考え方を綴ったのが本書です。
川人弁護士は過労死問題の専門家で、いわゆる「人権派弁護士」です。川人弁護士に限らず、法律家の会の皆さんの中には左派系の法曹団体に入っておられるかたもあり、別のテーマでは私とは意見が違うこともあります。しかし拉致問題や北朝鮮の体制問題については基本的に一致、というより、私より過激な方もおられ、また、違う視点が存在するからこそ、議論は私たちにとっても大変有益なものになっています。これまで、法律家の会の皆さんが完全手弁当で古川訴訟や告発を行って下さった労力は、通常の弁護士費用で考えれば天文学的数字であり、少なくとも朝鮮総聯本部の売買に絡んで名前の出てきた元日弁連会長・元公安調査庁長官という二人の弁護士とは対極にいる人たちだと思います。
この本が多くの人に読まれ、特に、これまで拉致問題に関心がなかった人たちや、運動を色眼鏡で見ていた人たちに少しでも理解が広まるように期待しています。
事前に配布された資料より
はじめに 1 姜尚中など一部知識人との論争 本質 金独裁体制とのイデオロギー闘争 2 金正日サポーター知識人の言動の経過 (1)02.9.17以前 (2)9.17以後 (3)ミサイル・核実験以後 3 姜尚中の役割と詭弁の手法 (1)平壌放送とのタイアップ (2)その特徴 論点の抽象化 独裁者と民衆を一体化 不可能論 暴発の危険と闘争否定 (3)韓流ブームに乗ったミーハー人気 カン様の「北のソナタ」 (4)独裁体制の知識人工作 4 今後のイデオロギー (1)「右派」「左派」区分の見直し (2)国際法等の理論的深化を 5 人道的介入の可能性 (1)旧ユーゴ (2)犠牲者へのアクセス権 6 ICC(国際刑事裁判所) (1)強制失踪 拉致 (2)強制収容所等人権蹂躙 *川人博さんの講演はこちらでご覧になれます。 ↓ ↓ ↓ http://www.netlive.ne.jp/archive/SII/index.html
あおいのママは自宅で生中継を見ました。夕飯の支度などがあり主婦にはつらい時間帯なのですが、だいたいは見ることができました。週刊誌等で姜尚中氏とやりあった?ことなど知らなかったので、興味あるお話が聞けてよかったです。川人さんは古川了子(のりこ)さんの拉致認定訴訟で大変活躍された弁護士さんで、裁判でも人が変わったようにと言ったら失礼かもしれませんが、熱いところを見せてくれていました。
*「拉致認定訴訟」カテゴリ http://aoinomama13.seesaa.net/category/1097858-1.html
お話は予定時間の1時間をオーバーし、最後まで中継してくれるのかな?と心配しましたが、きちんと最後まで流してくれて本当に安心しました。中継終了後、質疑応答があったそうです。
講演中に10分ほど音声が聞こえなくなるトラブルがありました。現場にいたパパによると、音声のコンセントがはずれてしまったとか。生中継を見ていた私たちもハラハラしましたが、すぐに復旧できて本当によかったです。地方に住んでいる友だちも見ていましたし、世界中の関心のある方がこの講演をネットを通じて見ることができるすばらしい企画だと思っています。戦略情報研究所・調査会はもちろんのこと、撮影監督の荒木さんにも今後とも頑張っていただきたいです。
当日、会場内には事前予約をされずに来られた方が若干名いらっしゃって、予約をされていた方が席につけないという事態もあったそうですが、すぐに対応されたようです。
本日も生中継があります。例えば首都圏に住んでいるとしても、それぞれの事情や都合で時間がとれず、会場参加は難しい方も大勢いらっしゃることと思います。私もたぶん家事をしながらのネット参加となりますが、また楽しみにそして期待したいと思っています。4日に参加された皆さん、本当にお疲れさまでした。
*この日、映像ジャーナリストの高英起(コ・ヨンギ)さんや某新聞社の記者さんも一般参加されていたとのことです。
[調査会NEWS 536](19.7.18)より ■戦略情報研究所講演会生中継
戦略情報研究所では下記の通り講演会を予開催します。会場が狭いため事前予約の方ですでにほぼ満席ですが、インターネットでの生中継を行いますので世界中どこでも視聴可能です。ぜひご覧下さい。
1、日程 7月20日(金)18:30〜20:30 (中継は前半の講演部分のみ。質疑は中継しません) 2、場所 特定失踪者問題調査会事務所(文京区後楽2-3-8 第6松屋ビル3F) 3、講師 後藤光征(みつゆき)・元海上保安庁警備救難監 4、テーマ「わが国における海上警備の現状と問題点」
※講師は昭和17年生まれ、秋田県のご出身で巡視船くにさきの船長、第3管区海上保安本部警備救難部長、本庁警備救難部警備第二課長、第4管区海上保安本部長などを歴任された方で、わが国の海を身をもって守ってきた経験に基づき貴重なお話です。ご期待下さい。
生中継は当日NetLiveのホームページでご覧下さい(http://www.netlive.ne.jp/)
*特定失踪者問題調査会 http://www.chosa-kai.jp *戦略情報研究所 http://www.senryaku-jouhou.jp *7/4 戦略情報研究所講演会 aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/48568678.html
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| 7/15 TBS「報道特集」最新型 ホログラム入りニセ1万円札 |
( 2007.7.15,日 ) |
*7/15TBS放送の「報道特集」の一部を文字化しました。放送は約25分間でした。
国境の川で遭遇した「本物と全く同じでしょ」妖しい光を放つ謎のニセ1万円札。「これは非常に脅威ですよね」「通用しちゃう危険性はありますね」ついに破られた日本の偽造防止技術。「あっ、下地が見えてきました」その驚くべきカラクリとは?追跡730日、ホログラム入りニセ1万円札を独占入手した―。
独占取材! 驚異のニセ1万円札
【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて) 「続いてはこちらの1万円札です。ご存知のようにこの日本の1万円札には本当に精巧な印刷技術、そして様々な偽造防止の技術が施されているんですね。良く出来ています。実際、この新1万円札になってからニセ札の摘発は減ってきているようなんですが、あのドル紙幣の偽造で国際的な非難を浴びています北朝鮮が、ついにこの1万円札の偽造にも手を染め始めているようなんです。
北朝鮮の円の偽造技術はどこまできているんでしょうか?そして番組で2年前から追ってきた事実をご覧いただきたいと思います。」
独占取材 光るニセ1万円札
【ナレーター】 それは2年前(2005年)のことだった。北朝鮮事情に精通した中国人の情報提供者からある重大な情報が寄せられた。1万円札の写真が1枚。「北朝鮮製のニセ札」だという。私たちは中朝国境に向った。辿り着いた先は中国側の都市・延吉(エンキチ・95年11月)。この町では北朝鮮製とされる“覚せい剤”や“ニセドル札”が闇ルートで売買されているという。
中国と北朝鮮の国境を流れる川・豆満江(トゥマンガン)。向こう岸はもう北朝鮮だ。「抗日の女性英雄 金正淑(キム・ジョンスク・故金日成主席の妻)同志を見習おう!」(垂れ幕)
枯れ草で偽装された塔の地下の中に北朝鮮の国境警備兵が住んでいた。川を渡る密貿易業者や脱北者は、発見され次第銃撃されるという。北朝鮮製とされるニセ1万円札も豆満江(トゥマンガン)を渡って来たのだろうか?
私たちはニセ1万円札の実態を探るため、ある密貿易業者との接触を試みた。指定された待ち合わせ場所は町で一番大きな銀行の前。そこに現れたのは一人の中国人女性。自らを密貿易業者だと名乗った。人目のないホテルの部屋へ移動する。すると密貿易業者は懐から白い包みを取り出した。包みの中には折り目のない1万円札の束。
【記者】 「あー、これは新品ですねぇ、全部新品です。これ何枚あるんだろう・・・?」
【ナレーター】 その数、全部で12枚。一見本物かニセ札かわからない。透かしのようなものも見て取れる。密貿易業者は「この1万円札は北朝鮮で製造されたニセ札」だと主張した。さらに、ニセ札の取り引き現場を撮影したというビデオテープがあった。
ビデオは北朝鮮と中国の国境の川・豆満江(トゥマンガン)から始まっていた。画面上が北朝鮮だ。やがてカメラは川の中に人影をとらえた。どうやら中国側に渡るつもりのようだ。一目散にカメラの方へと駆け寄る黒ずくめの男。
【密貿易業者】ビデオ映像 「お疲れさまです」
【北朝鮮の男】 「お待たせしました」 【ナレーター】 この男、北朝鮮の偽造品を扱う運び屋だという。男はおもむろに紙の包みを取り出した。やがて真新しい1万円札の束が映し出された。その中の1枚の記番「BF017409U」この番号が私たちが入手した1万円札の1枚の記番号と一致した。
【密貿易業者】ビデオ映像 「これはニセ札ですか?」
【北朝鮮の男】 「そうだ」
【密貿易業者】 「どこで手に入れたんですか?」
【北朝鮮の男】 「平壌(ピョンヤン)だ。平壌にまで行って手に入れた。こうして見ても本物とまったく同じでしょ?見てよ!」 【ナレーター】 果たして、この1万円札は本物か?それともニセ物か?私たちは鑑定を急いだ。鑑定を依頼したのは、偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏。国内外での偽札鑑定の実績を買われ、捜査当局からの鑑定依頼も少なくないという。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「はぁー、ふぅーん、これはそうですねぇ、手触りというか厚みですね、質感、ここいらも本物と比べてそんなに遜色ないですから、本物と間違う可能性十分あります。良く出来ていますね。」
【ナレーター】 さらに、細部に渡る鑑定が行われた。果たして、真偽の判定はいかに?
【記者】 「本物でしょうか?ニセ物でしょうか?」
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「結論から言うとですね、偽造紙幣ですね。」
【ナレーター】 鑑定の結果はニセ札だった。遠藤氏は「この1万円札はある部分が未完成」だという。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「(ニセ札の)インクのですね、まぁ色、つまり出来栄えとしては非常に精度が高いです。ただホログラムはですね、これはそこは再現されてませんから、(ホログラムの)この部分、マテリアル的には紙ですから本物とは決定的にそこは違いますね。」
【ナレーター】 2004年から新札に導入されたニセ札防止のためのホログラム。特殊なフィルム層で出来ている。本物は見る角度によってホログラムの色や模様が変化する。しかし、ニセ札のホログラムは見る角度を変えても色や模様は一切変化しない。偽造グループにはホログラムの再現は不可能ということか?しかし、遠藤氏は「安心はできない」と警告した。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「ホログラムを再現する技術はもう偽造団が手に入れているんです。言ってみればその偽造団とこのお札(ニセ札)の偽造団が組んだら怖い、ということは言えますね。」
【ナレーター】 それからわずか2年後、その脅威が現実のものとなった・・・。
脅威! 新手のニセ1万円札
【ナレーター】 今年5月(07年)、ニセ1万円札に関する新たな情報を入手した私たちは、再び中朝国境地帯へ向った。中国側のある地方都市、ここではニセ物は何も偽造紙幣だけではなかった。町の露店に有名ブランドのコピー商品が並ぶ。
【記者】 「あれっ?これはシャネルだ・・・。ルイ・ヴィトンのバッグなのにシャネルのマーク・・・」
【通訳】 「フフフ、30元(約500円)」
【ナレーター】 さらに、国外のDVDの海賊版も溢れていた。
「この町で新手のニセ札が出回っている」、ある密貿易業者からの情報だった。彼らに面会を申し込んだ。1時間後、一人の中国人が現れた。連れて行かれたのは、個室のある喫茶店。ここで密貿易業者は自慢気にある物を取り出した。「北朝鮮から仕入れたばかりの最新のニセ札」だという。見慣れた1万円札が4枚。ところが・・・、よく見ると、紙幣の左下に光る物体―。
【記者】 「うーん、これ本当に良く光ってるんだよね・・・」
【ナレーター】 新手のニセ札とは、光るホログラム入りのニセ1万円札だった。
【記者】 「まぁ確かに光ってるよ、これ。あの、北朝鮮では街で(ニセ札を)使っているんですかね?」
【密貿易業者】 「ニセ1万円札は北朝鮮の裏社会で売られている。市場などには出回っていないよ。ニセ札は人脈がないと売買はできない。違法な商売をしている人だけがニセ札を使っている。」
【記者】 「特にどんな商売の人?」
【密貿易業者】 「街の違法両替商の女性たちがこのニセ札を使っている。北朝鮮の清津(チョンジン)で出回っている。」
【ナレーター】 清津(チョンジン)は日本海に面する北朝鮮きっての貿易都市だ。北朝鮮製とされるニセの1万円札。その光るホログラムには驚くべきカラクリが隠されていた。
1ヶ月後(07年6月)、中国から遠藤氏の元に問題のニセ1万円札が届いた。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「これが・・・。ホログラムがちゃんと付いてますね。進化版ですね、これは。」
【記者】 「日本の紙幣に、こういった偽造のホログラムが使われている、というケースは今までにあったんでしょうか?」
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「今までは、まずないです。」
【ナレーター】 ホログラム入りのニセ1万円札。日本で初めてその存在が確認された瞬間だった。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「下が本物で上が偽造です。」
【ナレーター】 本物とニセ札のホログラムとを比べて見る。こちらが本物のホログラム。色の変化と同時に模様にも変化が見て取れる。しかしニセ札のホログラムは、色は変化するものの模様は一切変化しない。続いてホログラムの厚みはどうか?本物はおよそ0.11ミリメートル。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「今度は偽造の方ですね・・・」
【ナレーター】 ニセ物はおよそ0.18ミリメートル。ニセ札のホログラムは本物より倍近い厚みがある。顕微鏡カメラでホログラム部分を拡大して見ると・・・。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「これ(ニセ札)はがれそうですよ。」
【記者】 「浮いてますね、これ。影がもう・・・」
【ナレーター】 よく見ると、ホログラムと紙幣の間に薄っすらと影・・・。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「ほらっ、ね・・・」(ナイフでホログラム部分を削ぐ)
【記者】 「あっ、下地が見えてきました。こういうホログラムはありえないんですか?」
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「ありえませんね、こんな、ほら・・・」(全部はがす)
【ナレーター】 ホログラムの下から別のホログラムが顔を覗かせた。これに見覚えがあった。2年前(05年)、私たちが中朝国境地帯で入手したニセの1万円札。これと同じニセ札が今回も使われていた。偽造グループはホログラムに焦点を絞り、偽造技術の進化を図っていることが浮き彫りになった。
【偽造通貨対策研究所所長・遠藤智彦氏】 「今回ですね、このホログラム付きの偽造(紙幣)がとうとう出てしまったという私は印象を持っているんですね。ホログラムのさらなる進化版が出るとですね、もうこれは非常に脅威ですよね。」
【ナレーター】 ニセ1万円札に貼られたホログラム。その構造にもあるカラクリがあった。ホログラム研究の第一人者・森貞介氏を訪ねた。(日本プリンティングアカデミー)そもそも本物のホログラムは、どのような造りになっているのだろうか?
【日本プリンティングアカデミー客員教授・森貞介氏】 「こういうふうにですね、見る角度で“10000”になったり“桜”になったり、そして“マーク”になったりと変化するのがこれがホログラムの特徴なんですね。」(図で説明)
【ナレーター】 特殊なフィルム層に電子線を照射。1ミクロン(1,000分の1ミリ)程度の溝を等間隔に刻む。さらに溝の表面に様々な模様のパターンを描き上げる。すると、見る角度によって色や模様が変化するホログラムが完成する。
この複雑な加工技術に対し、ニセ札は意外なホログラムを使用しているという。
【日本プリンティングアカデミー客員教授・森貞介氏】 「(ホログラムは)市販されていますから、こういうもの(ホログラムのシート)をですね、部分的にこう大きさを切り抜いて(ニセ札は)貼ってあるっていう・・・」
【ナレーター】 偽造グループは市販されたホログラムの中から本物とよく似たタイプを探し出し、ニセ札に使っていた。さらに、ホログラムの模様にも秘密があった。
【日本プリンティングアカデミー客員教授・森貞介氏】 「こういう放射状のホログラムの箔に、“数字”とか“桜”のパターンを後から押してるというか、金型で押しているわけですね。」
【ナレーター】 “10000”と“桜”のマークが彫られた金型の刻印。これを市販されたホログラムに押し付ければ完成。果たして、ニセのホログラムは誰の手によって造られたのだろうか?その手がかりをある場所で見つけた・・・。
ニセ紙幣の偽造組織は!
【ナレーター】 ニセ1万円札の光るホログラム。果たして誰の手によって造られたのだろうか?実は中朝国境で目にしたコピー商品にも偽造されたホログラムが貼られていた。中国と北朝鮮の偽造グループ。両者は何か関係があるのだろうか?
中朝間の密貿易に詳しい惠谷治(えや おさむ)氏は、ホログラムについてこう指摘した。
【惠谷治(えや おさむ)氏】 「中国もある部分(ホログラム技術)では非常にご存知のように発達してしますし、『自分たちの技術を買ってもらおう』といったような動機で技術開発に励んでいる、というふうに考えています。」
【ナレーター】 「中国の偽造グループが開発したホログラム技術を北朝鮮が買い取り、偽造紙幣に応用している」と惠谷氏は見ている。
進化し続けるニセ1万円札の実態。その脅威はすでに現実のものになりつつある―。
ニセ1万円札 対策を急げ!
【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて) 「最近明らかになったあのダンボール入りの肉まんというのは衝撃的でしたけれども(7/15現在)、世界の偽物大国と酷評されます中国にはありとあらゆる偽物が溢れています。で、今日ご覧いただきましたホログラム、海賊版のCDやDVD、あるいはニセの身分証明書などに対応されておりまして、その技術はかなりのところまできているようです。
ニセ札鑑定の専門家の遠藤さん、この中国の高度なホログラム技術と北朝鮮の紙幣印刷技術が合体した時に、その進化したニセ1万円札というのは大きな脅威になる、と警告しています。
そうした中、日本ではこの7月からようやくニセ札の監視を強化するための専門部署を財務省の中に新設しました。専任の担当官を常設するポストとしては初めてだということなんですが、今のところ海外から持ち込まれた日本円のニセ札は確認されていないということです。」
(ディレクター 砂川裕さん 野沢周平さん 針谷勉さん)
終わり
過去のニセ札関連の記事です。(他局も含む) ↓ ↓ ↓ *'07 6/10 フジテレビ「新報道プレミアA」 北のニセ札を見破れ! 下町・熱血エンジニアの戦い http://aoinomama13.seesaa.net/article/44721485.html *'07 6/10 フジテレビ「新報道プレミアA」ニセ札取引の瞬間 http://aoinomama13.seesaa.net/article/44534236.html *'07 1/14 TBS「報道特集」 北朝鮮に異変 蝕まれる独裁体制(ニセ札) http://aoinomama13.seesaa.net/article/32283030.html *'06 12/10 TBS「報道特集」“新型”偽100ドル札(1)〜(2) http://aoinomama13.seesaa.net/article/32747619.html *'06 10/1 テレビ朝日「サンデープロジェクト」 北朝鮮ヤミ資金ルート(1)〜(2) http://aoinomama13.seesaa.net/article/24809569.html *'06 3/5 TBS「報道特集」北朝鮮ニセ札疑惑(1)〜(3) http://aoinomama13.seesaa.net/article/14414118.html
*7/15 TBS「報道特集」最新型 ホログラム入りニセ1万円札 aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/48457789.html
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| 7/12 テレビ朝日「スーパーモーニング」蓮池薫さん 初の単独インタビュー |
( 2007.7.12,木 ) |
*7/12「スーパーモーニング」(テレビ朝日)の中で、拉致被害者・蓮池薫さんのインタビュー番組を見ました。帰国されてから初めてということで、その放送部分を文字化テキストにしました。聞き取りに間違いやカン違いのある可能性もございますが、よろしかったらご覧になってください。放送は約25分間でした。
スクープ 蓮池薫さんに鳥越が迫る!! 初の単独インタビュー
【アナウンサー】(スタジオにて) 「はい、続いては鳥越俊太郎の『今この人に会いたい』です。現在は翻訳家として活躍する蓮池薫さんに単独独占インタビューです。」
【ナレーター】 東京駅午前10時。1人新潟県柏崎から長岡で上越新幹線に乗り換え到着した蓮池薫さん。帰国から4年9ヶ月が経過、翻訳家として活躍する現在、東京へは度々仕事などで訪れるという。
【鳥越俊太郎さん】 「どうも、初めまして。鳥越です。」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「初めまして。初めてって感じじゃないんですよね。よろしくお願いします。」
【鳥越俊太郎さん】 「僕も。よろしくお願いします。」
【ナレーター】 この日2人が待ち合わせた場所は、東京千代田区にあるニコライ堂の前。学生街である駿河台のシンボルだ。
【鳥越俊太郎さん】 「中央大学が八王子に行っちゃった事は知らないわけですよね?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「いえ、私が3年生の時に変わりまして・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「あっ、3年生の時に変わったんですか。」
【ナレーター】 当時蓮池さんは、中央大学法学部の3年生。夏休みに帰郷した1978年7月、交際中だった祐木子さんと共に突然消息を絶つ。その間に中央大学は多摩に移転。現在は大学の記念館が建っている。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「うちの親父が、僕がいなくなってから6年間ぐらいずーっと学費を払い続けていたんですね。いつでも早く帰って来るだろうと。払わないと退学になっちゃうから・・・」
【ナレーター】 「必ず戻って来る」、蓮池さんの両親は行方不明になっても学費を払い続けたという。結局、入学から8年、所在がわからぬまま大学は除籍。帰国後は復学し、蓮池さんは今、中央大学の通信教育を受けている学生でもある。しかしこの場所を訪れるのはおよそ30年ぶりのことだった。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「変わりましたね、すっかり変わりましたね。どこだかわからん・・・」
【ナレーター】 インタビューが行われた場所は新宿の高層ビルが見える一室。新宿は学生時代の通学に利用していた駅だ。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「あそこはよく遊びに行きました。当時としては50階建てとか・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「(高層ビルは)ありましたかね?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「ありました。3つぐらい・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「あっ、こんなに多くはなかったけど?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「3つぐらいあって、その最上階に上がったことがあります。田舎から誰かが来ると連れてって、『ほれ、見ろっ!』みたいな、自分が偉そうに案内なんかしてましたね。」
【ナレーター】 蓮池さんは今、新潟産業大学で韓国語の非常勤講師を勤め、また職員として留学生の相談にも乗っているという。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「4〜5人くらい机にみんな一緒に座ってお茶なんか飲みながら『どう?日本はどう?』みたいな話から始まって、そういう中でまた困ったことを話したり・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「個人的なことも色々・・・?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「はい。そういう仕事をやらしてもらっています。」
【鳥越俊太郎さん】 「学生たちと会って楽しいでしょ?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「それは楽しいです、はい。留学生は結構外国に来て、色んな悩みがいっぱいあるんですよね。だからそういった話、気持ちはよくわかりますので、まぁそのへんで結構仲良くやっております。」
【ナレーター】 これは妻の祐木子さんが撮影した写真。(パソコンに向う蓮池さん)蓮池さんは朝3時頃に起きて、出勤前の時間を翻訳の仕事にあてているという。
【鳥越俊太郎さん】 「まったく縁のなかったことですよね?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「ええ、そうですね。」
【鳥越俊太郎さん】 「それ(韓国語)が、今は自分の生きる道になったことについてはどういうふうに?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「うーん、ですからそういう質問をよくいただくんですけども、うーん・・・割り切っています。つまり僕としては、じゃあ日本に来て、僕は特技として、まぁ一つ特殊な技能として使えるものは朝鮮語だったものですから、それは僕としては生きていく糧、一つの手段になるだろうと。だからこれをどんどん使っていくと。で、それがさらに、まぁ将来的にね、韓国と日本の国家交流とか文学の色々な交流とかそういったものにつながっていけば、それはまたそれでいいんじゃないかと、そう思っていますので・・・」
【ナレーター】 この春、蓮池さんは、「私たちの幸せな時間」という韓国で100万部を売り上げたベストセラー小説を翻訳した。自殺未遂を繰り返す女性が殺人を犯した死刑囚と出会い、愛と苦悩を描いたラブストーリーだ。韓国では映画化され300万人を動員、日本でもあさって(7月)14日から封切りになる。(映画のシーンが流れる)蓮池さんにとって10作品目となる記念の作品である。
*映画「私たちの幸せな時間」公式サイト http://www.shiawasenajikan.jp/
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「僕がこうやって本を出して翻訳すると、まず一番目はお袋に見せます。うちの親父もずっと並べてですね、で、お袋も本を読んでくれたり。この本もね、読んでくれて『うん、なかなか良くなってきてる』みたいな話をしてくれるんですよ。」
【鳥越俊太郎さん】 「じゃあ、喜んでおられるんですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「はい」
【鳥越俊太郎さん】 「じゃあ、親孝行じゃない」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「それはわかりませんけど。親孝行、今やらなきゃやる時ないですからね・・・」
【ナレーター】 失われた歳月―。今、蓮池さんはそれを取り戻すため翻訳家として意欲的に活動する。
29年ぶり思い出の地
【ナレーター】 しかし学生時代はロック音楽を聴くごくありふれた大学生だったという。(楽器店に入る)
【鳥越俊太郎さん】 「これは僕らが使っていた・・・」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「まさにこんな感じ。高校にすごく上手い友だちがいて、『禁じられた遊び』とかあるじゃないですか。あれをみようみまねで・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「こういうの(バンドを)もう一回やろうかとは?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「まさに同じ年代でバンドを立ち上げようかって話になったんですが、飲み会で・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「そういう話に一回はなったんですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「なったんです。なったんですけど、一歩を踏み出せない・・・」
【ナレーター】 そんな時、常に励ましてくれたのが地元の友人だったという。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「僕の友だちが、何と韓国語をやっている同級生がいまして、『蓮池、これ使えよ!』って。」
【鳥越俊太郎さん】 「これ、友だちからもらったんですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「はい」
蓮池薫さんに鳥越が迫る!! 初の単独インタビュー
【ナレーター】 翻訳の仕事を始めた蓮池さんに友人が辞書をプレゼントしたのだ。最近では、辞書に載っていない若者言葉などはインターネットで調べるという蓮池さん。しかし自ら望んで学んだわけではない朝鮮語。最初向こう(北朝鮮)ではこうして勉強したという。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「前にも言いましたけど、ボーンと教科書一冊持って来て、ボーンって投げ出して『これで勉強しろっ!』とか言われて、きっちりこう座って習ったというよりも、何か情報を得たいわけですから、それは好き嫌いの問題じゃないです。それで何か言葉を習おうっていうのはありましたね・・・」
【ナレーター】 北朝鮮で「パク・スンチョル」という名前で生きてきた蓮池薫さん。2002年10月に帰国してまもなく5年が経とうとしている。
【鳥越俊太郎さん】 「やっぱり夢に見たりするんですか?向こうでの生活、思い出したりするんですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「うーん・・・、夢には出ないですね・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「夢には出ないか。でも時々思い出すことはあるでしょう?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「もちろんありますよね。」
【鳥越俊太郎さん】 「拉致問題の番組を見てどうですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「僕としてはもうマスコミの皆さん、特に今こういう時期にですね、どんどん報道していただきたい。ぜひ、こう、関心が静まらないようにしてほしいなと切に思っておりますし、僕があの、向こうに残されている人たち、僕らの発言が向こうの北の当局に微妙な影響を与える可能性があるので、慎重にならざるを得ないんですね。」
【鳥越俊太郎さん】 「っていうことはあれですか、蓮池さんが例えば何を言っているとか、そういうことは全部ウォッチされているんですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「ええ、もちろんです。おそらくリアルタイムで見て指導部の方には伝わっているんじゃないかなと思います・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「それから、まぁ可能性の問題としては、これからもね、まだ被害者の方がお帰りになって来ると考えられるわけですよね?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「当然それを信じて動いていますし、帰って来ると信じています。」
【鳥越俊太郎さん】 「そうですか」
29年ぶり思い出の地
【ナレーター】 神田・神保町。古本屋が集中するこの町は世界でもここだけの珍しい場所だ。2人が入った古本屋は雑誌や写真集の店。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「ああ・・・、懐かしいですね。これはすごいですね。」
【鳥越俊太郎さん】 「当時の覚えているアイドルっています?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「この方です。えーと、(店内を探す)天地真理!それから麻丘めぐみ、桜田淳子、まさにこの時代ですね。いやぁー、すごい本が残っているんですね。ああ、伊藤咲子っていましたね・・・」
【ナレーター】 蓮池さんの口から次々と飛び出す当時のアイドルたち。まさに幸せな時間と言える表情がそこにはあった。
蓮池薫さんに鳥越が迫る!! 初の単独インタビュー
【鳥越俊太郎さん】 「今回のこの『私たちの幸せな時間』の本は、蓮池さんの中ではこれまでの10冊の(翻訳した)中ではどういう位置にありますか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「この文章の、やっぱり繊細なその心理状態を描くことは結構難しかったですね。まぁ10冊目というひとつの節目にこういういい本に出会えた・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「内容的にはどうですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「非常に悲惨な2人の内容でありながら、最終的に読んじゃうという、その先に希望が見えるというか、そういう小説なんで・・・」
【ナレーター】 (『私たちの幸せな時間』の)物語は、絶望と孤独を抱えた2人が拘置所で毎週木曜日の3時間だけ面会するようになる。互いの心はしだいに惹かれ、ついには生きたいと思い定める。だが、許された時間は残りあとわずかだった。
【鳥越俊太郎さん】 「僕も2回ほど(映画を)観たんですけど、やっぱりもうね、ずっと泣きながら(涙が)止まらないんですよね。映画だけじゃなくて、(本を)翻訳しながらも涙流していたんですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「何かジーンとして、バカみたいに『何やっているんだ、お前は?』みたいに思ったことは何回かありました。」
【鳥越俊太郎さん】 「奥さんはこの映画をご覧になって何とおっしゃっていますか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「切ないと・・・」
蓮池薫さんと家族の今・・・ “帰国の日”から5年
【ナレーター】 現在、妻・祐木子さん(51)は地元柏崎市の保育園に勤務。長女・重代さん(25)は理学の大学院に進学。そして長男・克也さん(22)は、東京で1人暮らしをして大学に通っている。
【鳥越俊太郎さん】 「お子さんの方が早いでしょ、復旧は。」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「早いですね」
【鳥越俊太郎さん】 「僕らが見ても前向きなこう・・・」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「子どもにもそういう姿を見せてやって、彼らにもまた僕と同じような・・・。こういうふうにやっていけばやれるよと、親が率先してやっていけば、彼らにも力になるんじゃないかと思いますね。」
【ナレーター】 しかし拉致問題については、子どもたちが帰国した2004年5月以降大きな進展はない。蓮池さんは未だ残る人たちのことを考え、慎重に言葉を選びながらも今の気持ちをこう素直に語ってくれた。
【鳥越俊太郎さん】 「やっぱり向こう(北朝鮮)での生活はつらかったんですか?大変だったんですか?それなりに幸せだったんですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「いやぁ・・・つらかったですね・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「やっぱりつらかった?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「・・・将来が見えないですからね・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「ああ、そうか、そういうことか・・・」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「そういった、考えた場合・・・、きつい・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「きつい?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「うん、・・・きつかったですよ・・・」
【鳥越俊太郎さん】 「まぁ、自由もない、そういうきつさということがわかるからよけい残された人のこと考えちゃうわけですよね。」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「そうですね、それはもう・・・。僕らにできることをね、とにかくやらなきゃなんないこと、もうそれについてまた色々ご意見あるかもしれません。でも僕は僕なりに知っているつもりですから、その判断に基づいて僕のやることをこれからやっていきたいと、こう思っています。」
【ナレーター】 蓮池さんは「帰国した家族の自立する姿を北朝鮮にいる拉致被害者たちに伝えたい」という思いから、今回の取材に応じてくれた。その胸には、一刻も早い拉致問題の解決を祈るブルーバッジがあった。そして最後に―。
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「この小説とそれから映画の題名は、まぁ現地の言葉で『ウリズレ ヘンボカン シガン』(私たちの幸せな時間)と言います、はい。ぜひ観ていただいて読んでいただきたいと思います。」
【記者】 「一言で言うとどんな映画ですか?」
【拉致被害者・蓮池薫さん】 「うーん・・・、泣ける映画です。はい、泣けます。」
蓮池薫さんの今
【アナウンサー(1)】(スタジオにて) 「蓮池さん、ずいぶん表情が変わられたなと思うんですけれども、でもやはり北朝鮮に残された人のことを常に胸にあるんですね。」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「そうですね。ちょっとその前に僕ね今、映画のシーンが(映像で)出てくるじゃないですか。それを見ただけで僕ちょっとまた涙が出てきたぐらいなんですよね。」
【アナウンサー(2)】(スタジオにて) 「鳥越さん、もうあの帰国の日から5年なんだなぁと思うと・・・。それから5年経って、この初めて単独インタビューっていうのができたっていうのは何故なんですか?」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「あの、まぁ色んな要素があると思うんですが、やっぱりあの、最近拉致問題ってやっぱり何となくちょっとこう下火になっているというかね、関心がね。進展もしていないんで。で、メディアが取り上げることも少なくなってる。まぁそういう、何て言うんだろうなぁ、蓮池さんなりに危機感もあったでしょうし、それからやっぱり何よりもまぁ今回は本と映画を、今回映画が14日に封切りになりますからね。それを機会に翻訳者として出たいということと、それからね、これ最後にインタビュー終わった後に言われたんですが、僕は何かね、ある番組で何か言った発言をね、すごく覚えてらして、それでわざわざあの時は大変ありがとうございましたと言われて、僕は忘れていたんです、あの事は。で、そういうこともあって、まぁ僕のインタビューだったらね、いいということで、受けていただいたということもあの、ちょっと手前味噌ですけど・・・」
【アナウンサー(2)】(スタジオにて) 「何か初めて会ったような気がしないとおっしゃってましたけどもね。ビックリしたのが10作目なんですね、もう。」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「そうですね。あのだから大学の非常勤講師で韓国語を教える仕事、それから嘱託職員として大学で留学生なんかの面倒を見る仕事、それから中央大学の学生として勉強することと、3つくらいおやりになりながら、その他に翻訳家としての仕事もやると。だから1人4役くらいおやりになっているんですね。」
【アナウンサー(1)】(スタジオにて) 「翻訳と言っても、言葉を置き換えればいいっていうものではないですよね。」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「いやぁ、それはなかなか大変ですよ。で、ここにある今回出たこの『私たちの幸せな時間』というのがあるんですけどね、この人は韓国の孔枝泳(コン・ジヨン)さんていうまぁベストセラー作家で、この本は100万部、その前の本は150万部売れているんですね。だからそれを訳すについてもだから、単にそのまま訳せばいいって話ではなくて、やっぱりそれなりに日本語にちゃんとなってなきゃいけないんですね。で、本当に読んでてもいい文章になっているんですよ。」
【アナウンサー(2)】(スタジオにて) 「(翻訳を)朝3時に起きて勤務前に。で、すごく生活がやっぱりこう軌道に乗っているし、根をはって一生懸命安定させようとしていらっしゃるというのは見えたんですけども、この支援金というのはその拉致被害者の方、払われていて、あと3年で打ち切りになるというってこともあるってことですね。」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「まぁそうですね。ええ、まぁそういうことももちろん蓮池さんの頭の中にあって、まぁぜひ皆さんにわかっていただきたいということもあると思いますけどね。」
《蓮池薫さんの今》
2002年10月 北朝鮮より24年ぶりに帰国 2003年4月 大学非常勤講師に 2005年 翻訳家デビュー 2007年7月14日 10作目の「私たちの幸せな時間」が映画化され公開 支援金はあと3年で打ち切り予定 拉致被害者家族のいま
【アナウンサー(2)】(スタジオにて) 「皆さんの生活なんですけれども、蓮池家、ありましたね、祐木子さん・奥さんも保育園の調理師として働いていらっしゃる、子どもたちも大学院生・大学生。そして地村家もそうですけどもね、市役所に勤務されている保志さん、それから富貴恵さんはパスポート発行する県職員の嘱託職員になっている。それから曽我家ですけれどもね、ひとみさんは市の職員として准看護士として働いて、まぁ皆さんこうだんだんだんだんこう・・・」
《拉致被害者家族のいま》
●蓮池家 薫さん(49) 講師・翻訳家・中央大学生 祐木子さん(51) 保育園 非常勤講師 重代さん(25) 大学院生 克也さん(22) 大学生
●地村家 保志さん(52) 市役所勤務 富貴恵さん(52) 県嘱託職員 恵未さん(25) 信用金庫勤務 保彦さん(23) 大学生 清志さん(19) 大学生
●曽我家 ひとみさん(48) 市職員 ジェンキンスさん(67) 歴史博物館勤務 美花さん(24) 専門学校 ブリンダさん(21) 専門学校 【ゲスト(1)】(スタジオにて) 「ちょっといいですか?先ほどの支援金というのは国からの支援金ということですよね?」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「そうですね。拉致被害者に対する支援金ですね。」
【ゲスト(1)】(スタジオにて) 「でも何か、蓮池さんが拉致されてこの長年の年月を考えたら、少なくとも60歳定年退職って言われる歳くらいまでは、別に支援金を国が出しても全然問題ないし、誰もそんなこと文句言わないんじゃないかと僕思うんですけどねぇ。」
【アナウンサー(2)】(スタジオにて) 「24年の失われた時間があるわけですからね。」
【ゲスト(1)】(スタジオにて) 「そうでしょう?」
【アナウンサー(2)】(スタジオにて) 「それでもやっぱり打ち切られるということもありますし、自ら自分たちでということで・・・」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「それはね、一つはやっぱり一番いいのは自立をしていくということ・・・」
【ゲスト(1)】(スタジオにて) 「そりゃそうでしょうけど・・・」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「で、蓮池さんも完全に自立されているわけですよ。だからまぁおそらく支援金ということを、蓮池さんに関して言えばね、そんなにあてにされているわけではないわけですね。ただ、お困りになっている家族もいらっしゃるから、その辺のことは少し考えてほしいなというお気持ちはあると思うんです。」
【ゲスト(1)】(スタジオにて) 「そうですよねぇ・・・」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「今、(番組を)ご覧になっていて、蓮池さん本当に自然体でね、それで発想はすべて前向きなんですよ。韓国語、つまり朝鮮語っていうのを、その、自分は不本意ながら不本意ながらやっぱり学ばざるを得なかったと。で、最初はやっぱりお母さんなんかはね、蓮池さんがお帰りになって韓国語の講師なんかをされるのはね、必ずしも歓迎されていなかったです。あまり好きではないとおっしゃったらしいです。ね、でもやっぱりこうやってずっと蓮池さんがおやりになっている中でお母さんたちもそれを受け入れて、いいねということになったと。」
【ゲスト(1)】(スタジオにて) 「だって、自分が学びたくて学んだ韓国語ではないですからねぇ。」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「でもそれを、ちゃんと今は武器にして前向きに生きてらっしゃるというのは、僕はすごく共感できるなぁと思ってね。で、自然体なんですよね。」
【ゲスト(2)】(スタジオにて) 「蓮池さんのその実用書か何かで翻訳読んだことあるんですけども、いい仕事をしておられますよ。さっきご本人おっしゃっていたみたいに、その、拉致は不幸な出来事だったけれども、これからそれを活かして日本と朝鮮半島の新しい架け橋になってっていただけるといいですね。」
【鳥越俊太郎さん】(スタジオにて) 「そこがね、ポイントですよ。この蓮池さんの生き方のね。僕が一番心を打たれたのは。つまり不幸な出来事でもうネガティブなことなんだけど、それを逆に活かして逆転させて、あの、前向きに生きていきたいっていうのはね、これはやっぱり僕らも学ぶべきところがあるなと思いますね。」
【アナウンサー(1)】(スタジオにて) 「今回のインタビューで、こう拉致という非道さに負けないというようなそんな姿勢を見せていただきました。ありがとうございました。」
終わり
*蓮池薫さんのブログ http://www.shinchosha.co.jp/topics/hasuike/blog/
*7/12 テレビ朝日「スーパーモーニング」蓮池薫さん 初の単独インタビュー aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/47655867.html
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| 7/8 TBS「報道特集」シリーズ参院選 北朝鮮外交を問う |
( 2007.7.10,火 ) |
*7/8TBS放送の「報道特集」の前半部分を文字化しました。放送は約25分間でした。
「安倍さんを除いたら、後は誰がやるのか?」(有本明弘さん)拉致問題でアピールしたい安倍政権だが・・・。「切迫した気持ちとか、それがちょっと我々には伝わってこない・・・」(荒木和博さん)こう着状態の拉致、歳を重ねる家族。シリーズ参院選、北朝鮮外交を問う―。
シリーズ参院選 北朝鮮外交を問う 【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて) 「こんばんは、報道特集です。今日まず最初は“シリーズ参院選”です。安倍総理が国民からの人気を得るきっかけとなりましたのは“拉致問題”でした。しかし政権を担当してからは、拉致問題の解決を政権の最重要課題に掲げてはいるものの、こう着状態が続いたまま拉致被害者、そしてその家族たちは不安の中で歳を重ねています。今回の選挙戦の中で拉致問題はどのような位置づけなんでしょうか?」
安倍政権と拉致問題
【ナレーター】 和歌山県で開かれた拉致問題の集会。(6月16日 和歌山・海南市)異例のメッセージが届いた。
【安倍総理ビデオメッセージ】 「拉致問題の解決なくして国交正常化はないというのが、私の内閣の不動の基本的な姿勢であります。」
【ナレーター】 拉致問題で強い決意を示す安倍総理。集会には、政府で拉致問題を主導してきた中山恭子総理補佐官。さらに地元選出の参院議員・世耕弘成総理補佐官の姿もあった。中山氏は比例代表、世耕氏は和歌山選挙区から参院選への立候補を予定している。
【世耕弘成首相補佐官】 「(安倍)総理もこの問題、いまだにずっとパッション(情熱)を持って、ともかく救出をしたい、そのためには自分のやれることは何でもやりたい・・・」
【ナレーター】 訴えるのは安倍総理の熱意。しかし、拉致問題への思いは和歌山選挙区の民主党・阪口直人氏も変わらない。
【民主党・阪口直人氏】 「拉致問題というのは本当に大きな人権問題であり、また、国家の主権が侵された問題ですよね。積極的に取り組んでいきたいと思っております。」
【ナレーター】 そして共産党の国重秀明氏も・・・。
【共産党・国重秀明氏】 「北朝鮮の無法な行為・テロ行為にはきっぱり反対をして、国際社会一致して対話を続けるということが大事だと思います。」
【ナレーター】 参院選の比例代表には、民主・公明・共産・社民・国民新党・新党日本、さらにご覧の政党(維新政党・新風 共生新党 9条ネット 女性党)が候補者を立てる予定だ。
和歌山の集会に出席した拉致被害者家族、こう訴えた。
【拉致被害者有本恵子さんの父・明弘さん】 「安倍さんを除いたら、後は誰がやるのか?私は後を安心して任せられる人はおらないんじゃないかと思う。」
【ナレーター】 拉致被害者家族は安倍総理への信頼を強調した。安倍政権があらゆる北朝鮮籍の船の入港禁止など厳しい制裁を実施。国際社会にも拉致を強く訴えている。しかし3年前に、横田めぐみさんとされる遺骨が「他人のものだった」との鑑定結果が出されて以降、拉致問題は進展していない。
収集されない拉致情報
【特定失踪者問題調査会・荒木和博代表】 「今のやり方で行っているうちは、拉致問題の根本的な解決というのは絶対にできないと思います。」
【ナレーター】 こう話すのは特定失踪者問題調査会の荒木和博代表。
【特定失踪者問題調査会・荒木和博代表】 「この間、(政府が)対策本部としてやってきたことの多くのとこが広報なんですね。一番大事なことは広報というより救出、ともかく救出するということが大事で、救出するためには向こうの情報をとって、誰がどこにいるのかとか、どういう状況かという情報を集めて、そしてその人たちを救い出すにはどうするかということが一番のはずなんですが、そこについてはほとんど手がついていない・・・」
【ナレーター】 例えば、政府は拉致問題PRのためポスターやテレビコマーシャルを作っているが・・・。
【特定失踪者問題調査会・荒木和博代表】 「『拉致問題に関する情報を寄せてください』とは一言も書いていないんですね。日本の国内に拉致に関わった人間ってたくさんいるわけですよ。ひょっとしたら誰かが(ポスターを)見るかもしれない。その時それに動かされて何かつまらないことでも情報を出す可能性はあると思う。もうともかく何とかして情報を集めようというそういう切迫した気持ちとか、それがちょっと我々には伝わってこない・・・」
【ナレーター】 指摘される情報収集の不足。実は北朝鮮からの脱北者は日本国内に100人以上いる。かつての帰還事業で北朝鮮に渡った在日朝鮮人やその家族だが、日本政府は彼らに詳細な聞き取りをほとんど行っていないという。
北が宣伝する“拉致”
【ナレーター】 一方、こんな問題もある。
【脱北者・都秋枝(ト・チュジ)さん】VTR 「私は日本に強制的に連れて行かれた朝鮮民主主義人民共和国の公民です。」
【ナレーター】 「日本に連れ去られた」と話すのは、脱北者・都秋枝(ト・チュジ)さん。北朝鮮に渡った在日朝鮮人で、後に脱北し日本に住んでいた。家族は北朝鮮にいるが「自分も北に戻る」という。北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会・三浦小太郎代表はこう話す。
【北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会・三浦小太郎代表】 「家族からはどんどん『帰って来て欲しい』と『自分たちが寂しい』とかですね、あるいは『北朝鮮にお母さんが帰って来た方が幸せになれる』とか、そういう電話や手紙が特に近年はしょっちゅう来ていたようですね。子どもたちを人質に取ったそういう誘いに最後には屈してしまうことになったんだと思います。」
【脱北者・都秋枝(ト・チュジ)さん】VTR ♪1つの家族 将軍様の家族♪(都さんが歌う)「ありがとうございます・・・」
【ナレーター】 日本に住む脱北者が北朝鮮の工作活動に取り込まれ、日本批判をする現実・・・。
【北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会・三浦小太郎代表】 「もう明らかに北は、日本人拉致問題との一種のカウンターとしてこういう記者会見をやらせているわけですね。これはもう彼らの目論見は明らかです。」
【ナレーター】 「脱北者の定着を促す施策の不備が、こうした北朝鮮の工作を許している」と三浦氏は指摘する。
こう着状態の拉致問題。家族には危機感が広がっている。「もういつまで元気かわかりません・・・」
“放置された”拉致
【ナレーター】 玄関先で1人新聞を読むお年寄り。(鳥取・米子市)
【記者】 「何歳になったんですか?」
【松本三江さん】 「はい?何歳?わしが?何歳ぐらいに見えますか?85歳。」
【ナレーター】 松本三江さんは拉致被害者・松本京子さんの母親だ。もう30年間、娘の帰りを待ち続けている。
【松本京子さんの母・三江さん】 「もういつまで元気かわかりません。年とってしまいました、もう。」
【記者】 「早く帰って来てほしいですね」
【松本京子さんの母・三江さん】 「はい。みんなの力で、おかげさんで帰って来ますわい、なぁ。」
【松本京子さんの兄・孟さん】 「だいぶ写真は古いんですけどもね・・・」(写真パネルを見せる)
【ナレーター】 1977年に姿を消した松本京子さん。特定失踪者を政府が拉致被害者に認定した初めてのケースだ。拉致の可能性が否定できない特定失踪者はおよそ470人。中には北朝鮮で似た人物が目撃されたという人もいるが、日本政府は拉致とは認めていない。松本京子さんの兄・孟さんは特定失踪者の家族の苦しみについてこう話す。
【松本京子さんの兄・孟さん】 「やっぱりあの、認定をされている人とされていない人は(苦しみに)天地の違いがありますよね。(認定)されているということは、少なからずとも政府がある程度責任を持ってくれると。ところが(認定)されていない人は、どこで切られるのかわからないという不安がずっとたえずついて回りますね。」
【ナレーター】 松本京子さんの拉致について政府は7年前「拉致されたと疑わせる状況はなかった」と答弁をしたことがある。何故当時は拉致認定をせず、去年認定するに至ったのか?先月、西村真悟議員は政府に質問主意書で問い質したが・・・。
「その経緯等については、捜査機関の活動内容にかかわる事柄であるので、答弁を差し控えたい。」
【特定失踪者問題調査会・荒木和博代表】 「松本さんは29年間事実上放っておかれて、そして認定をされたと。その間、放っておかれたことに対する責任は誰がどうなるんだ?ということの質問が入っているんですけれども、これに対してその責任については一切答えていない。で、一生懸命やっておりますということだけですね。これはやはりどう考えてもひどい話ですね。」
*答弁書 荒木和博さんのブログより http://araki.way-nifty.com/araki/2007/06/post_40cb.html
【ナレーター】 政府は週明けにも北朝鮮向けの短波ラジオ放送を開始する。認定された拉致被害者17人の家族のメッセージなどが放送されるが、特定失踪者は名前の読み上げさえも行われないという。
拉致進展?怪情報も・・・
【ナレーター】 年金問題が大きな争点となる参院選。この空気を一変させかねない怪情報が流れている。「あの万景峰号に(拉致)被害者を何人か乗せて・・・」
3年前、再会を果たして抱き合う曽我ひとみさんとジェンキンスさん。(インドネシア 2004年7月9日)実はこの日は参院選の投票日2日前だった。そして今回はこんな怪情報が流れている。
【家族会・増元照明さん】 「7月20日の万景峰号の説も今私たちも聞いていますけども。」
【記者】 「どんな説でしょうか?」
【家族会・増元照明さん】 「万景峰号に(拉致)被害者を何人か乗せて、日本に接岸を請うと・・・」
【ナレーター】 拉致被害者帰国情報。家族会・増元照明事務局長も耳にしていた。
【家族会・増元照明さん】 「参議院選挙前に拉致被害者を帰すのであれば、それは受け取る用意はあってもいいと思います。」
【ナレーター】 この情報、8日前(6月30日)には韓国のインターネットニュースも流している。北朝鮮は参院選前に動くのだろうか?
【関西大学・李英和(リ・ヨンファ)教授】 「参院選の前、あるいは終わってそれほど時間を置かないで仕掛けてくるというふうにみますね。」
【ナレーター】 こう話すのは、関西大学の李英和(リ・ヨンファ)教授。
【関西大学・李英和(リ・ヨンファ)教授】 「恩を売りやすい、あるいは拉致問題を、まぁ変な言い方ですけどもね、高く売りつけるというチャンスでもあるというふうに思います、今の情勢はね。参議院選挙自民党苦戦という構図はです。金正日総書記にとって悪くないと。むしろ仕掛け時と・・・」
【ナレーター】 一方、静岡県立大学の伊豆見元教授は参院選後、別のかたちで拉致問題が動くとみる。
【静岡県立大学・伊豆見元教授】 「アメリカが要求しているのは、よど号のハイジャック犯を日本に引き渡すべしと。これについて北朝鮮はもうかなり前向きに検討していると思うんですね。」
【ナレーター】 よど号ハイジャック事件のメンバー4人と妻2人は北朝鮮にいるとみられる。これはアメリカが北朝鮮をテロ支援国家に指定する理由の一つで、指定解除にはよど号グループを国外に出す必要がある。つまり、拉致事件の容疑者3人が日本に引き渡される可能性が出てきたというわけだ。
【静岡県立大学・伊豆見元教授】 「(拉致)問題について、北朝鮮側の動きが出てくると。その可能性はこの秋以降、私は十分に見込めると思います。」
【ナレーター】 参院選を前後して日朝間に変化は訪れるのか?そして各党はどう対応するのか?
拉致問題解決のために
【ナレーター】 「賛成200、反対13、よって法案は可決されました」(国会の映像)先月改正された北朝鮮人権法。
「政府の施策は拉致問題解決、北朝鮮の人権侵害の改善に資するものになるよう十分に留意する」
つまり、拉致問題の進展がないままの支援に歯止めがかけられたのだ。市場経済化を推し進める北朝鮮にダメージを与えることになるという。
【自民党・葉梨康弘衆院議員】 「今北朝鮮はアジア開発銀行ですとか、あるいは世界銀行には入っておりません。(北朝鮮から)じゃあそこに入ってきますと申し入れがあった時に、こういうような法律があれば、日本は出資者なわけですから、それはちょっとおかしいのではないかと。やはりあんな人権侵害国家でその人権侵害状況が放置されたままで、そういった開発援助というかたちになっていくのはおかしいんじゃないか?ということを、この法律があるということを理由として強く主張することができます。」
【ナレーター】 北朝鮮人権法の改正は自民・民主・公明の3党で修正協議を行った末にまとまった。
【公明党・上田勇衆院議員】 「議会の意志を明確に示すということが、当事国だけではなくて非常にこう国連の場であるとか、国際世論に対して非常に大きな応援になっているというふうに思っています。」
【ナレーター】 民主党は、北朝鮮人権法に賛成したが、中川議員はこんな注文をつける。
【民主党・中川正春衆院議員】 「日本だけじゃないんです、当事者は。韓国にも480人の拉致被害者がいますし、それから12カ国あちこちで拉致の問題っていうのは、北朝鮮にやられたよっていう話は出てきているわけですから。多国間の交渉としていくという努力がもっと必要だろうと。」
対北朝鮮 我が党は・・・
【ナレーター】 共産党と社民党は安倍政権の北朝鮮政策に異を唱える。
【共産党・笠井亮衆院議員】 「拉致の問題だけをこう取り上げていくことになっていきますとね、これは返って拉致問題自身の解決をも遠ざけてしまうことになりかねないと。拉致問題・核問題というその関連をよく見て、やっぱり大きな意味での戦略持って取り組んでいく必要があると・・・」
【社民党・阿部知子衆院議員】 「拉致の問題の解決というのは、求めて求めて、たゆまぬ歩みをするべきなんだと思います。だから入口で閉ざすものではない・・・」
【ナレーター】 国民新党と新党日本は拉致問題でも独自のアピールだ。
【国民新党・亀井静香衆院議員】 「まぁ、私が総理なら一発で解決しますね。日本の警察と向こうの捜査機関がその(拉致)被害者を発見をしたというかたちは取れるわけですよ。『返せ 返せ 返せ けしからん』と言うだけでは現実的な解決にならない・・・」
【新党日本・田中康夫代表】 「北朝鮮にもし経済援助等する場合にはですよ、それは日本のお金がなければ他の国も動けないんです。であれば、その時にこそ日本が主導権を握れます。初めて6か国協議でですね、主導権を持ってこそ、核の問題や拉致の問題にきちんと言える・・・」
【ナレーター】 拉致問題解決にどう取り組むのか?大きな政治課題が参院選でも問われている。
北朝鮮外交を問う
【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて) 「はい、安倍政権になってから北朝鮮への新たな制裁が実施されたり、元工作員への逮捕状が出たりと、まぁ動きはあったんですけれども、拉致問題そのものの進展はないままです。特定失踪者問題調査会の荒木さんが話していますように、『政府はやっていますという広報はあっても救出はない』という状況が続いているんですね。そんな中での今回の参議院選挙、拉致問題の関心が薄れがちな中で家族会の増元さんは、『国家の問題として拉致問題をとらえて欲しい、選挙の争点として与野党とも真剣に論じて欲しい』と訴えています。
ところで調査会の荒木さん、『拉致問題に関しては政府は必死で情報を集めるべきだ』と話しているわけなんですが、先月(6月)の28日、韓国の新聞・中央日報にこんな記事が掲載されました。見出しは“拉致された日本人が北の政治犯収容所で働いている、元北朝鮮保衛部の脱北者が語る”と、そういう証言となっているんですね。もしこの通りならば大変重要な情報です。この収容所にいる日本人とは一体誰なんでしょうか?実は私たちは、この脱北者が第三国に逃れる時の直後に接触、話しを聞いてみました。その一部始終です。」
*「“日本人を目撃”脱北者 亡命までの一部始終」に続く
*7/8 TBS「報道特集」“日本人を目撃”脱北者 亡命までの一部始終 http://aoinomama13.seesaa.net/article/47291810.html
*7/8 TBS「報道特集」シリーズ参院選 北朝鮮外交を問う aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/47388392.html
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| 7/8 TBS「報道特集」“日本人を目撃”脱北者 亡命までの一部始終 |
( 2007.7.9,月 ) |
*7/8TBS放送の「報道特集」の一部を文字化しました。放送は約30分間でした。
亡命を求め町をさまよう脱北者。「迷ってる、迷ってる、また戻ってくるな・・・」見知らぬ土地で懸命に逃げる。カメラがとらえた緊迫の一部始終。脱北者が北朝鮮で目撃したのは―。「フジタ、フジタススコ・・ススム」政治犯収容所で見た日本人、拉致被害者なのか?そして彼の正体は―。
「シリーズ参院選 北朝鮮外交を問う」の続き(こちらの文字化はしばらくお待ちください)
“日本人を目撃”脱北者 亡命までの一部始終
【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて) 「はい、安倍政権になってから北朝鮮への新たな制裁が実施されたり、元工作員への逮捕状が出たりと、まぁ動きはあったんですけれども、拉致問題そのものの進展はないままです。特定失踪者問題調査会の荒木さんが話していますように、『政府はやっていますという広報はあっても救出はない』という状況が続いているんですね。そんな中での今回の参議院選挙、拉致問題の関心が薄れがちな中で家族会の増元さんは、『国家の問題として拉致問題をとらえて欲しい、選挙の争点として与野党とも真剣に論じて欲しい』と訴えています。
ところで調査会の荒木さん、『拉致問題に関しては政府は必死で情報を集めるべきだ』と話しているわけなんですが、先月(6月)の28日、韓国の新聞・中央日報にこんな記事が掲載されました。見出しは“拉致された日本人が北の政治犯収容所で働いている、元北朝鮮保衛部の脱北者が語る”と、そういう証言となっているんですね。もしこの通りならば大変重要な情報です。この収容所にいる日本人とは一体誰なんでしょうか?実は私たちは、この脱北者が第三国に逃れる時の直後に接触、話しを聞いてみました。その一部始終です。」
独占 「拉致された日本人を見た」
【ナレーター】 先月(6月)15日、私たちは東南アジアのある国に降り立った。「『拉致された日本人を目撃した』という脱北者が、潜伏先の中国から逃げ出して来る」という情報を得たためだ。北朝鮮から中国を経由し、東南アジアに抜けるルートは“黄金の脱出ルート”と呼ばれている。年間を通じて脱北者が頻繁に現れる地域だ。その一方、ASEAN(アセアン)東南アジア諸国連合に加盟するすべての国が北朝鮮と国交を結んでいるため、脱北者の取り締まりが年々強化されている。亡命を求めても強制送還されるケースもあるという。
現場に到着すると、「脱北者が中国から無事に逃げ出して来るまで指定したホテルで待て」と情報提供者から指示された。待ち続けること3日(6月17日)、脱北者がついに私たちのカメラの前に姿を現した。彼の名は朴明哲(パク・ミョンチョル)38歳。「拉致された日本人を見た」という脱北者だ。韓国では朴氏は別の理由で重要視されている。それは彼が北朝鮮で特別な部署に所属していたからだ。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「私が所属していたのは朝鮮民主主義人民共和国国家政治保衛部です。'87年に“政治”という名を外し“国家保衛部”になった部署です。金正日の言葉にもあるんですが、国家保衛部とはスパイを摘発する組織なのです。」
【ナレーター】 北朝鮮の中には国民を摘発する組織が2つある。朝鮮労働党直属の機関“国家保衛部”と“社会安全部”だ。しかし“保衛”と“安全”ではその性格が大きく異なる。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「保衛部と安全部では、権力の大きさが格段に違います。社会安全部は殺人・強盗などの警察任務ですが、私がいた保衛部は国家機密に関わりますので・・・」
【ナレーター】 国家機密の中にはもちろん北朝鮮の軍事機密も含まれる。そのため「保衛部員は国内から特別に選ばれたメンバーで構成されている」という。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「私は孤児なんです。実の親が誰なのかも知りません。親戚もいないし兄弟もいないし・・・」
【ナレーター】 保衛部員は毎年9つの道(ドウ)から1人ずつ選ばれる。(咸鏡北道・両江道・慈江道・咸鏡南道・平安北道・平安南道・江原道・黄海北道・黄海南道)彼は17歳の時、北朝鮮北東部にある咸鏡北道(ハムギョンホクドウ)の代表者として選ばれた。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「平壌にある国家保衛部の本部で他から選ばれた8人と合流すると、全員私と同じ境遇の孤児ばかりでした。孤児ならば将来秘密が漏れないという安心感があるのです。国家保衛部の中で最も権力を持っているのが私がいた第4課なんです。政治犯の追跡・逮捕・要人の警護、輸出入に関する監視活動などが主な任務です。」
【ナレーター】 彼は去年まで19年間、咸鏡北道(ハムギョンホクドウ)にある興南港(フンナムコウ)海岸通行検査所で外国船舶や船員の監視、船荷の検査などをする責任者だった。この港では主に海産物や穀物の輸出入が行われていたが、さらにもう一つ北朝鮮の重要な輸出品も扱っていたという。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「それは兵器です。具体的に言うと、弾道ミサイル・スカッドミサイル・自動小銃・弾丸など、すべて北朝鮮で造られたものです。偽物の商標を付けて船舶に積み込みます。それを私が直接検査していました。」
【ナレーター】 兵器の輸出は多い時で月2〜3回、少ない時は半年に1回とバラつきがあったという。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「夜中の1〜3時の間に積み込みと出港を完了させます。停泊している外国船の灯りだけでなく、港の照明や建物の電気をすべて消し、周囲はアリ一匹近づけないよう厳重に封鎖します。」
【ナレーター】 さらに作業を行う時は、10台の放射探知車両が配備されるという。アメリカの偵察衛星による情報収集を防ぐためだ。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「北朝鮮から兵器を輸出する国は、例えばイラン・パキスタン・ナイジェリア・ジンバブエなど・・・」
【ナレーター】 国家保衛部第4課、彼はこの重要な機関に所属していたことで、同じ部内にあるもう一つの北朝鮮の闇を目撃することになる。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「政治犯収容所を保衛部で管理しています。政治担当の第1課です。」
【ナレーター】 多数の収容者の証言に加え、毎年国連で非難決議が採択されているにもかかわらず、北朝鮮が断固として認めない政治犯収容所の実態。数十万人とも言われる脱北者、しかし彼のように政治犯収容所を管理する側だった人物はほとんどいない。去年私たちが接触した元国家保衛部の宋英哲(ソン・ヨンチョル)氏、彼はこの時、10年近く前の政治犯収容所についてこう証言していた。
【元北朝鮮国家保衛部員・宋英哲(ソン・ヨンチョル)氏】 「'80年代までは収容者の親戚8親等まですべて収監させました。政治犯収容所の周囲10キロには誰も近づけません。周囲の柵には高圧電流が流されています。さらにその外側には脱走防止用の罠が仕掛けられ、落とし穴の中にとがった鉄の杭が刺さっているのです。」
【ナレーター】 この証言を、去年まで国家保衛部にいた朴氏にもぶつけた。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「現在政治犯収容所は、罪によって3親等から8親等まで収監されます。政治犯収容所の周辺には電気の流れた鉄条網があり、外側には幅3メートル・深さ3メートルの穴が掘られ、5センチの間隔で鉄の杭が刺さっています。落ちれば即死ですが、それでも逃げようとする人がいますから・・・」
【ナレーター】 2人の証言は一致した。朴氏によれば、現在政治犯収容所は5ヵ所存在する。(会寧・普天・耀徳・北倉・ウナ里)彼は4年前に中朝国境沿いの町・普天(ポチョン)にある4号政治犯収容所に副所長を務める友人の父親を訪ねた。そこで驚くべき人物と遭遇したという。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「収容所内に味噌工場があるんですが、ボイラーの前で1人の収容者が保衛員に監視されながら火を焚いていました。普通、収容者は集団で班を作り、そこに1人の保衛員がついて作業をさせるはずなんですよ。」
【ナレーター】 ボイラーの前で火を焚く1人の男性と専属の保衛員。通常とは異なる収容者への対応に朴氏は男性の名前を尋ねた。すると副所長は日本人らしき名前を口にした。
政治犯収容所で見た“日本人”
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「『あの人の名前は?』と聞くと、『フジタススコ・・・フジタススム・・・』正確には覚えていませんが、そのように答えました。『日本から拉致された人物である』と・・・。身長は170センチほどで細身、年齢は50を超えていると思います。60歳くらいですかねぇ・・・。副所長は『日本人が他にも3〜4人いる』と言っていました。」
【ナレーター】 朴氏によると「手がかりはこれがすべて」だという。そこで特定失踪者問題調査会の真鍋専務理事に、インタビューのテープを見てもらうことにした。
【特定失踪者問題調査会・真鍋貞樹専務理事】 「男性で“フジタさん”という方は3人いらっしゃいますね。」
【ナレーター】 フジタという名の失踪者は全部で3人。1人目は埼玉県の藤田進さん。昭和51年、新宿へガードマンのバイトに向ったまま行方不明となった。
*特定失踪者 藤田進さん(埼玉) 調査会リストより http://chosa-kai.jp/cgi-bin/address/list3.cgi?word3=79&mode=search3
【特定失踪者問題調査会・真鍋貞樹専務理事】 「こちらの藤田進さんにつきましては、『自分が拉致した犯人である』と名乗り出た人物もいますし、北朝鮮から写真が出てきた方ですから、我々としてはもう拉致されたことは間違いないと思っています。」
【ナレーター】 2人目は同姓同名で新潟県出身の藤田進さん。昭和40年、演奏会に向ったまま失踪。
*特定失踪者 藤田進さん(新潟) 調査会リストより http://chosa-kai.jp/cgi-bin/address/list3.cgi?word3=21&mode=search3
【特定失踪者問題調査会・真鍋貞樹専務理事】 「この演奏会の会場には姿を現すことはなかったわけですね。そして家族で総出で捜していると、海岸にご本人の物と思われる長靴が放置されていたと。」
【ナレーター】 3人目は埼玉の藤田進さんの叔父にあたる慎さん。昭和35年に失踪した。
*特定失踪者 藤田慎さん 調査会リストより http://chosa-kai.jp/cgi-bin/address/list3.cgi?word3=193&mode=search3
【特定失踪者問題調査会・真鍋貞樹専務理事】 「『旅行に行く』と言ったまま音信が不通になった、ということなんですね。埼玉の藤田進さんの拉致がだんだん濃厚ではないか?というふうに考えるプロセスの中で、ご家族の方から改めて『実は叔父が失踪しているんだけれども』ということで届けられたケースですね。」
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「“フジタススム”か“フジタススコ”か、名前は正確ではありません。しかしその日本人はこの政治犯収容所にいます。」
【ナレーター】 東南アジアで脱北者に聞き取り調査を続ける真鍋理事は、脱北者・朴氏の証言内容についてこう語った。
【特定失踪者問題調査会・真鍋貞樹専務理事】 「本人のキャリアの部分ですけれども、非常に詳しく証言されていますので、いわゆる偽物の脱北者と言うんですか、そういったような印象は受けませんね。信憑性は高いのではないかと感じますね。この3人の方のうち、どなたの可能性があるかというと、埼玉の藤田進さんが一番可能性があるんじゃないかと思いますね。ちょうど年格好としては適応するかなと・・・」
【ナレーター】 藤田進さんは現在51歳。「身長や体形を重ね合わせると最も可能性が高い」と話す真鍋専務理事。「政治犯収容所と兵器の輸出、北朝鮮の最高機密を目の当たりにしてきた」という朴氏。その信憑性の高さをうかがわせる姿を私たちに披露した。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「右!捧げ!1.2.3.」
【ナレーター】 これまで幾度となく見てきたあの行進だ。
【金正日総書記】VTR 「英雄的朝鮮人民軍少兵たちに栄光あれ!」
【ナレーター】 '92年に行われた朝鮮人民軍創建60周年の記念式典('90年4月25日)。選ばれた部隊だけに参加が許される軍事パレード。縦12列、横24列、合計288名で編成された各部隊は、金日成軍事総合大学を先頭に権威ある順から最高指揮官の前へと行進する。数えて6番目、国家保衛部による行進。ここに朴氏は参加していた。後方のある列にその姿が映し出されている。70センチの棒を足が曲がらないようくくりつけ3ヶ月生活する、という過酷な訓練の成果は、今も体に染み付いている。
いよいよ明日、この国で亡命を求める朴氏。不法入国者である彼の願いは受け入れられるのだろうか?私たちはその一部始終を目撃するため、彼の後を追いかけることにした―。
独占 脱北者 緊迫の亡命を追跡
【ナレーター】 翌日(6月18日)、ホテルの前で待機していると、1台のワゴン車が横付けされた。亡命を手助けする情報提供者が用意した車だ。すると朴氏がホテルの裏口から従業員の目を盗むかのように用意されたワゴン車に乗り込んだ。ホテルを出発し、車は国境地帯から町の中心部へと向う。初めて来た国の風景、彼の目にはどのように映るのだろうか?ところが町の中心部に入った瞬間・・・。
【記者】 「(運転手に)真っ直ぐ行ってください・・・ストップ!ストップ!ストップ!」
【ナレーター】 朴氏が突然車から降りてきた。情報提供者の車は彼を置き去りにしたままその場を走り去る。混乱の中、カメラは再び彼の姿をとらえた。(彼が)向ったのは目の前にある白い建物。ここは地元の警察署だ。建物の周囲をうろつき落ち着かない様子・・・。
【記者】 「迷ってる、迷ってる、また戻ってくるな・・・」
【ナレーター】 この後、意を決したのか彼は中に入って行った。情報提供者に電話をし、何が起きているのか尋ねた。
【情報提供者】 「警察に出頭して不法入国者であることを告げ、あえて捕まえてもらうんです。」
【ナレーター】 不法入国者として逮捕されると、取り調べには必ず通訳が同席するという。彼はそこで亡命を求めるのだ。あとは無事を祈るしかない・・・。取材を終え、私たちはその場を離れた。しかしそのわずか数分後、事態は再び予期せぬ展開をみせた。
【記者】 「あれ!歩いてるよ、歩いてる・・・」
【ナレーター】 出頭したはずの朴氏が何故か町を歩いているのだ。一体どういうことなのか?事情を聞き出したくても周囲の目が厳しく近づけない。後を追いかけると、近くにあった停留所からバスに乗り込んだ。
【記者】 「これ一緒に行っちゃいましょうか・・・」
【ナレーター】 バスは乗降客があればどこでも止まる。見失わないように注意深く見守るが、外から車内にいる彼の様子がうかがえない。仕方なくバスを追い越し乗り込んでみることにした。すると黙って座席の中央に座っていた彼は、取材スタッフの姿に驚いた表情を浮かべる。
しばらくすると検問所が現れた。警官が乗り込み、乗客全員へ身分証明書の提示を求める。しかし何も提示できない彼は拘束された。しかしここでも彼は戻って来た。観光客を装い彼の表情にカメラを向ける。拘束してもらえないことへの不安からか、視線が定まらない。
バスは市の中心部に到着。朴氏は迷子になった子どものように歩き出した。露店が立ち並ぶ繁華街。人通りはあるが言葉が通じないこの町で、彼はどこへ向おうとしているのだろうか?
亡命を求めるため東南アジアの国境の町へ来た脱北者。ところが出頭した警察や検問所でも追い返され、ついに大きな町へと辿り着いた。時折店に入り、身振り手振りで何かを聞いているようだ。途中で服を着替えた彼は汗を拭いながら懸命に郊外へと進む。
しかし1時間ほど歩き続けたところで私たちに手招きし、食堂へ誘ってきた。うだるような暑さ、途切れることのない緊張感。頼んだ麺を勢いよく食べ始める。食事中外を眺めると、彼がこの地へ足を運んだ理由がようやくわかってきた。道の反対側には、この地域を管轄する警察本部があったのだ。脱北者の一時的な拘留施設があるというこの警察本部、先ほどの警察官にここへ行くよう指示されたようだ。
もう後のない出頭。別れ際、私たちにこう告げて警察本部へと向った―。
【脱北者・朴明哲(パク・ミョンチョル)氏】 「大丈夫だよね・・・?北朝鮮に送り返されることはないよね・・・?」
【ナレーター】 1人の脱北者による人生をかけた亡命劇―。ミサイルや銃の輸出。政治犯収容所で目撃した日本人収容者。日本・韓国両政府による早急な調査が今後求められる―。
拉致被害者情報収集を急げ
【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて) 「これまでにも北朝鮮の政治犯収容所には、『かつて帰還事業で北朝鮮に渡った日本人妻たちが多く収容されている』、こういった情報がもたらされることはあったんですけれども、しかし今回のように、具体的な個人名や収容所の位置まで特定して脱北者が証言する、というのは非常にめずらしいケースなんですね。で、しかもそこに収容されているのが“拉致された日本人”ということであれば、これは見過ごせない重要な情報です。
この脱北者は韓国への亡命を希望しているわけなんですが、現在も東南アジアの国に拘留されています。拘留されてからおよそ2週間が経つわけですけれども、この脱北者については日本政府も可能であれば聞き取りをするなど、さらに詳しい情報収集をすべきなのではないかと思います。
この脱北者、さらに興味深い証言として、北朝鮮の国家保衛部という国家機密に関する部署にいたということで、港での入港許可や船荷の検査などに関わっていまして、兵器が偽装されてイランやアフリカの国などに輸出される現場にも立ち会っているんですね。兵器の船積み作業というのは、真夜中、一般の労働者を送り返した後、金正日総書記の警護部隊によって直接行なわれていたということで、この兵器・武器の輸出というのが北朝鮮にとっていかに重要な資金源・外貨獲得の手段になっているか、ということがこの証言からもうかがえるようです。」
(ディレクター 吉田豊さん 中島風さん 竹澤英敏さん)
終わり
*藤田進さん(?)の目撃情報について 真鍋貞樹さんのブログより http://nabesada.cocolog-nifty.com/meme/2007/07/post_34a4.html *'04 8/1 TBS「報道特集」藤田進さん http://aoinomama13.seesaa.net/article/4093824.html *'04 8/22 朝霞講演会 藤田隆司さん http://aoinomama13.seesaa.net/article/14882253.html
*7/8 TBS「報道特集」“日本人を目撃”脱北者 亡命までの一部始終 aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/47291810.html
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| 温もりの木の家で |
( 2007.7.8,日 ) |
*写真は Aさんがお土産に作ってくれた天然酵母のパンです。「焼きすぎてしまった」とおっしゃっていましたが、そんなことなかったです。家に帰ってからかるく焼いていただきました。くるみやレーズンが入っていて、ほんわかとてもおいしいパンでした。
あおいのママとパパは3月21日春分の日に、特定失踪者ご家族Aさんのお宅に行きました。
Aさんとは約1年前にある拉致問題の集会で知り合いました。ボランティアをしていた私に「あおいのママさん」と声をかけてくれたのがきっかけです。ブログを見たとのことで、わが娘あおいのことも知っていました。今までにあおいのことを言ってくれる方はほとんどいなかったので、驚きとともに本当にうれしかったです。その時はほんの少し立ち話しをしただけでした。
その後Aさんは手作りの品や丹精込めて育てた無農薬野菜を畑から送ってくれました。また、「我が家に遊びにきてください」と誘ってくれてとてもうれしかったのですが、私たちは何やかんやとなかなかお邪魔できずにいました。しかし積もる話しもたくさんあったので、迷惑を顧みず思い切ってお宅へお邪魔させていただくことになりました。
*無農薬野菜をいただきました http://aoinomama13.seesaa.net/article/41328638.html
その日私たちは柏から電車で乗り継いで行き、Aさんの家に着きました。話には聞いていましたが、木の香りのするステキな家で、手作りの大好きなAさんが色々な料理でもてなしてくれました。畑から直行の新鮮な野菜や、生地にもこだわった天然酵母のピザなど、おいしい料理がたくさん運ばれてきてうれしかったです。本当にとても感激したのですが、Aさんがこのように手作りをするのは、少しでも苦しみを紛らわすために始めたのがきっかけで、そうしているうちに段々こだわっていったそうです。
部屋には、失踪したご家族が調査会代表の荒木さんと同じ“鉄ちゃん”だったということで、ブルートレインなど電車の写真が飾られ、そして家族の写真も一緒にありました。とてもいい表情の写真で、どんなにいとおしく思っているのかよくわかります。私たちが普段目にする調査会に提出された写真以外の表情で、Aさんによく似ているのがまた切なく感じました。
私たちはAさんから家族の失踪時の様子やその後の出来事を聞かせていただきました。公開された情報だけではわからない色んな話があって本当に驚きました。失踪当時多く報道されたそうですが、私たちも目にしたかもしれませんが全然記憶にないのです。Aさんの長い悲しみを考えれば本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして話を聞いていくうち、今までにも何人かの特定失踪者のご家族から直接聞いた話と符合する部分もあり、人の嫌な部分、冷たさを感じて何ともやりきれない気持ちにさせられます。
家族が理由もわからず突然失踪したら、残された家族の苦しみ・悲しみは想像を絶するものだと思います。警察に届けても結局必死に捜すのは家族で、人捜しの専門機関にお願いする場合も含め、捜すためにはお金も大変かかります。中には仕事を辞めなければ捜すことができない方もいらっしゃったそうです。報道などで一般に流れると、いつ情報が入ってくるかわからないので、毎日電話の前から離れられず、どこにも出かけられなくなります。(以前は現在のように着信履歴がわかりませんでした)小さなお子さんがいる場合、それはとてもつらい経験として後々まで心の傷として残る可能性もあります。
また、これは本当に許せないことなのですが、ご家族の苦しみや悲しみにつけ込んで、善意のふりをして近づいてくる色々な思惑のある人たちがいます。一例をあげると宗教関係などですが、ご家族にとっては脅迫されたように恐怖を感じるそうです。例えば「いくらいくら支払わないと家族は帰って来ない」などと言ってくる不届き者がいるとのことです。その他にも、色んな方々が近づいてきては、「これだけ支援してやったのだから」と見返りを求めてくる人たちもいるとかで、利用され何度も裏切られる思いをしてきて、深く深く傷ついているご家族の話も聞いたことがあります。
調査会が公開しているご家族にしても、それぞれの事情があるようです。親戚や家族内の中でも公開に反対だったり、快く思っていない方もいるので、マスコミに出る場合も非常に気を使うようです。そしてマスコミに(その他インターネットでも)あることないこと書きたてられた場合は、不信感でいっぱいになり、その後に取材にきても応じることができなくなったりと、もう数え切れないことを経験してきて、人間不信になっても仕方がない状況だったのではと思うこともあります。
(これらの話しは私たちが何人かの特定失踪者ご家族から個人的に聞いた話の一部で、Aさんやすべての方がそうだというわけではありません)
Aさんは都合があって現在積極的な活動ができないとのことですが、やはり何かしていきたいと考えているようです。家族がいなくなった真相を知りたい、北朝鮮による拉致ならすぐにも助けたい、一日も早く会いたいと、今はできる範囲で動いているそうです。私たちも及ばずながら力になりたいと思っています。実を言うと、何の力もないただの一般人の私たちに、こうして心の内を話してくれたAさんの気持ちに応えられるのかどうかわかりませんが、できることで支えになりたいと思っています。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないと思う出来事がいっぱいあります。私たちも拉致問題に少しですが関わって、嫌なこともありましたけど、心優しい人たちとの出会いに励まされることもたくさんありました。多くのご家族の期待を背負う調査会の皆さんは本当に大変だと思いますが、拉致問題が解決するまで頑張っていただきたいと願っております。どうぞよろしくお願い致します。
*帰り際、Aさんから手作り天然酵母のパンのお土産をいただきました。(一番上の写真)そして近くにある畑に連れて行ってくれて、私たちにも菜の花を摘ませてくださり、またその他の無農薬野菜を収穫してお土産に持たせてくれました。本当に心遣いありがとうございました。(いただいた野菜を調理しましたので、一部ですが紹介致します)
*大根の漬物です。葉はゆでて一緒に漬けました。
*ブロッコリーはかるく塩茹でしました。マヨネーズをつけて食べましたが、柔らかくて本当においしかったです。
*長ネギは刻んでマーボー豆腐にたくさん入れました。
*菜の花は苦いというイメージがあり、私たちは普段あまり食べなかったのですが、この菜の花をからし和えにしてみたら、とてもおいしくて驚きました。あっという間に全部食べてしまいました。
*温もりの木の家で aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/47180578.html
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| 折り鶴の箸 |
( 2007.7.6,金 ) |
写真の折り鶴の箸は、いつもブルーリボンの折り鶴を届けてくれる秋田県に住む高校生と中学生の兄妹が作ったもので、先月あおいのママの自宅に届きました。ご覧のとおり、売り物としてお店で販売できるのではと思えるほどすばらしい出来栄えです。
毎回荷物を開けると、子どもたちや皆さんの優しい気持ちをふわーっと感じて、感動で涙が出てきます。そして気分が落ち込んだり悲しいことがある時、何故か不思議と折り鶴の心が届いて私は励まされています。それは多くの方々も実感されていると思います。
いつもたくさんのまごころをありがとうございます。子どもたちの色んな発想に驚かされっぱなしの私たちです。
*仲睦まじい親子の折り鶴です。愛情あふれるしぐさに泣けてきます。
*お箸と一緒に届いた小さなつるし折り鶴です。一羽一羽願いごとが書かれています。 *折り鶴の箸 aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/46980091.html
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| たなばたさまへ |
( 2007.7.2,月 ) |
*あおいのママの書いたたんざくを、パパがささの葉につけてくれました。 もうすぐ七夕ですね。昨日の日曜日、モラージュ柏に行ったら、大きなささの葉に色とりどりのたんざくが飾られていました。誰でも願いごとが書けるようになっていたので、私たちもたなばたさまにお願いをしました。
子どもたちの、かわいい微笑ましい願いごとのたんざくの中に飾らせてもらいました。たなばたさまへ、みんなの切なる願いが届きますように。
*もう締め切っているところもあるかもしれませんが、スーパーやデパートなど量販店で、どなたでもたんざくに願いごとが書ける催しが各地であると思います。
たなばたさま
ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら きんぎん砂子(すなご)
五しきのたんざく わたしがかいた お星さまきらきら 空からみてる
*たなばたさまへ aoi blog http://aoinomama13.seesaa.net/article/46428202.html
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